自然情報 1999年4月17日
イワツバメがやって来てようやく奥志賀にも春が訪れようとしていたのですが、4月7日から8日にかけて雪が本格的に降り積もってしまいました。しかし,木々は確実に新芽を膨らませています。
奥志賀で行われている歩くスキーとスノーシューの会に参加して、この時期にしか行く事のできない所を歩いてみました。 タムシバの毛むくじゃらな花芽や,オオカメノキのうすいきみどり色をした仔ウサギの耳のような新芽、ナナカマドの黒い芽,トチノキのねばねばしてツヤツヤ光っている芽,どれもが春のエネルギーを蓄えており、とても美しく輝いていました。 ウサギやカモシカの走り回ったような足跡がいっぱいある斜面を子供の頃の様にお尻で滑ったりしながら進み、沢の水を飲んだりして全身で自然の中に浸る事が出来たような気がします。
鳥のほうは,イワツバメのほかキセキレイ、シジュウカラ,コガラ,コゲラ,アカゲラ,ゴジュウカラなどをよく見かけます。 戸隠ではもうウグイスが鳴いているそうですが,奥志賀にもこれからぞくぞくと夏鳥達がやって来るでしょう。楽しみな季節です。