BMIは誰にでも使えるものなの?
- 健康診断などでよく使われる“太りすぎの基準”といえば、BMIと体脂肪率です。BMIは体重と身長の比率で、”健康的な体重”と”不健康な体重”を分類するのに用いられます。(米国農務省、”Nutrition Insights”、March 2000 から)
BMI(BODY MASS INDEX)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
肥満:BMI=25以上 (標準=22)
BMIが18.5〜24.9なら”普通”または”健康”な体重です。以下の表は、National Insutitute of Health によるものですが、BMIが25以上の場合、”不健康”であり、慢性疾患(高血圧、心臓病、糖尿病、関節炎など)にかかるリスクが増加します。
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BMI |
体重の分類 |
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18.5未満 |
痩せすぎ |
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18.5〜24.9 |
普通 |
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25.0以上 |
太りすぎ |
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30.0以上 |
肥満 |
多くの人にとってBMIは肥満の尺度になります。しかしながら、BMIは身体の組織(筋肉、骨格、脂肪など)について十分に考慮されたものではありません。そのため、一部の人によっては正しい尺度にならないこともあります。例えば、骨格がしっかりしていて、筋肉が発達している人の場合は、BMIが30以上あっても、体脂肪が極めて少ないことが少なくありません。一方で、全く運動をしない人の場合は、健康的な体重であっても、体脂肪が多すぎることが少なくありません。
従って、BMIは子供、ティーンエイジャーのような成長期の方、妊娠している方、骨格がガッシリした方、きゃしゃな方、筋肉質な方にとっては、あまり正確な判断基準にはなりません。(米国農務省、”Nutrition Insights”、March 2000 から)この点を解決するために、以下のような指標も考案されています。
肥満:ウェスト÷身長=0.5以上
これは、虎ノ門病院と独協医科大学などのグループが考案した指標です。現在、太りすぎの指標としては、通常はBMIが使われますが、この指数では、内臓周辺に脂肪がつく「かくれ肥満」を見逃すことがあると言われています。同グループが、人間ドックを受けた約6000人を対象として調査したところ、「従来の指標では肥満と判定されず、生活習慣病になりにくいとされている場合でも、この基準で太りすぎと判定された場合には、糖尿病などの生活習慣病になる危険性が高い」という結果が得られました。
- 理想的な体脂肪率
- 体脂肪率で判定する場合、男性の場合は25%以上、女性の場合は30%以上が太りすぎということになります。ただ、体脂肪率の測定は意外と難しいものです。測定のばらつきも少なくありませんので、小さな変動には神経質になることはありません。
体脂肪計を既にお持ちの方でしたらご存知だと思いますが、体脂肪率を、1日のうちのどの時間に測定するかによって、その結果が大きく変動してしまいます。日間変動よりも、日内変動が大きいわけですから管理に用いることが難しいことは明らかです。でも、一方で、ダイエットの目標は、贅肉(余計な体脂肪)を落としていくことですから、体脂肪率の目標は決めておいた方が良いでしょう。
体脂肪率の目標・・・男性:15%、女性:20%
特にスポーツなどをしていない場合、男性の場合は15%、女性の場合は20%くらいにすると、かなりプロポーションが改善すると思います。アメリカのバスケットボール選手のマイケル・ジョーダン、日本のハンマー投げ選手の室伏広治選手など、体脂肪率が3%という話もありますが、普通の生活をしている方は、ある程度の体脂肪をつけていた方が問題ありません。
- 体重測定が基本
- それでは、BMIが正確な判断基準でない場合もあるといったら、いったい何を基準として判断したら良いのでしょうか?これは、私が”Good Health!”で使用している理想体重の表です。アトキンス博士が"Dr. Atkins’ New Diet Revolution"で紹介している「25歳以上の理想体重」という表のインチ、ポンド表示をcm、kg表示に換算したものですが、大ざっぱな目標として使えると思います。
"Dr. Atkins’ New Diet Revolution"で紹介しているものには男性用と女性用があり、骨格や筋肉の発達により、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズに分けていますが、日本人の場合でしたら、以下のような感じで良いかと思います。
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身長 |
骨格や筋肉が 細めの女性 |
骨格や筋肉が しっかりした女性 |
平均的な男性 |
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150cm |
43〜46kg |
44〜50kg |
48〜55kg |
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155cm |
45〜49kg |
47〜53kg |
51〜58kg |
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160cm |
48〜51kg |
50〜55kg |
54〜61kg |
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165cm |
50〜54kg |
53〜59kg |
57〜64kg |
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170cm |
54〜58kg |
56〜63kg |
60〜68kg |
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175cm |
57〜61kg |
60〜67kg |
64〜72kg |
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180cm |
61〜65kg |
64〜70kg |
68〜76kg |
骨格や筋肉が細めの女性、骨格や筋肉がしっかりした女性、平均的な男性の身長と理想体重から求めたBMIは、以下のようになります。
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分類 |
BMI |
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骨格や筋肉が細めの女性 |
18〜20 |
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骨格や筋肉がしっかりした女性 |
19〜22 |
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平均的な男性 |
21〜24 |
私が、この計算を作成しているときに気がついたことなんですが、BMIは、アメリカ人全体(男女合わせて)の理想体重から計算すると約22になります。男性の方が高く、女性の方が低くなっていますので、健康診断の際に、太りすぎの基準となっているBMIの数値は、「あなたが中性だとしたら」ということが前提になっているのでしょうか?素朴な疑問はありますが、この表に基づいて目標体重を設定してみるとよいでしょう。
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