お問合せ、ご質問は下記にお願いいたします。
ご質問の多い内容は、FAQにまとめていきますのでご参考ください。

Q1:球面用補正技術について
球面スクリーンに正しく景観を投影するためには歪補正技術が重要です。当社ではコンピュータグラフィックスによって 生成される仮想三次元空間のビューアングルを該当するプロジェクタの投影面に正しく自動補正および微調整を可能にした 補正システムを採用しています。このため生成する画像のビューアングルを変更しても補正は追従しますので、個々の 設置場所の条件に合わせできる限り小さい補正量でシームレス化することが可能です。

主な利点
・仮想三次元空間のデータベースはレンダリングカメラの変更のみのため、コンテンツはどのような形状スクリーンでも 同一のものが利用できます。
・事前にGUIアプリケーションによる設計が可能なためドーム内での補正調整は約1日で完了します。
・プロジェクタのメンテナンスで再設置した場合や何らかの事由で投影面が動いてしまった場合でも 投影メッシュによる手動微調整が可能なため数時間で再調整が可能です。
・補正は外部ハードウェアで対応するため、画像生成用PCのレンダリングに負荷をかけません。
・補正パラメータは複数持てるのでドームに利用しながら、イベント的に場所を変えて壁面や円筒形状の場所で再現することも 容易に実現できます。
・画像生成システムや投影装置の更新をおこなってもそのまま利用できます。


Q2:立体視方法について
立体視の方法にはActive方式とPassive方式があり、どちらでも構成できます。以前はコストの面で 円偏向によるPassiveを推奨していましたが、現在では低周波数の液晶シャッターメガネによる Active方式の方がコストが抑えられるのでこちらを推奨しています。少しちらつきが目立ちますが Passiveと比較してクロストークの全く無いクリアな立体映像が得られます。
コストに余裕のあるユーザーには高周波数のActive方式あるいはInfitecカラーフィルタによるPassive方式 も選択できます。ただしPassiveの場合はプロジェクタの台数が2倍になるので信頼性の低下と保守費・更新費 が高くなります。
グラフィックス側はActive、Passiveとも同じ台数で構成しているので信頼性および保守・更新に大きな差は 発生しません。

当社の立体視の特徴としてAvtive方式に限りますが、視差および輻輳距離をコンテンツ内でダイナミックに変化 させています。これはオブジェクトの大きさの違いやその前後関係で立体を見やすくするものです。 またドームの場合、視聴者の首の回転に対応するため投影面個別に視差の回転を設定できるよう考慮しています。
Q3:リアルタイムグラフィックスについて
当社の画像生成システムはバーチャルリアリティ技術を応用したマルチPCによるリアルタイム グラフィックスです。このためプリレンダリングのCGのような豊かな表現はできませんが 多様なデバイス接続からの入力に応じて画像をダイナミックに変化させることができます。 またバンプ、パーティクル等のエフェクトや各種アニメーション設定が可能です。 当社がリアルタイムグラフィックスを推奨する理由は下記のとおりです。

・投影面数、投影配置にかかわらず同一のデータベースでコンテンツを制作できる
・コンテンツの制作時間を短縮できる。追加・修正が簡単である。
・立体映像との親和性が高い。
・インタラクティブ体験が可能。
・今後数年でプリレンダリングとリアルタイムの垣根がなくなる。
Q4:立体コンテンツと非立体コンテンツの併用
当社のコンテンツは全て3D空間で制作しているため立体で投影することができます。 立体コンテンツにするかどうかはシナリオから制御できるので上映の途中からでも 切り替えることができます。 またDM-2Dシステム導入後、DM-3Dにバージョンアップされてもデータベースコンテンツは 同じものなので保有されるコンテンツはそのまま利用できます。
Q5:ムービーの対応
AVI、MPEG、WMV形式のムービーを仮想空間に張り込むことで各種のムービー再生に対応しています。

・大画面シアター表示
・解説用ウィンドウムービー再生
・L用R用の個別の映像がある場合はPCの台数を増やして立体再生(Passive方式のみ)
・ライブカメラやキャプチャボードからの入力映像表示
・個別ビューアングルに対応した全天用ムービーの再生

・全天用フォーマット映像のムービー再生については現在試験中

   ムービー形式あるいは連番静止画の再生については球面形状に貼り付けたものを
   ソフトカメラでレンダリングすることで、ユーザーの投影分割数に関係なく再生
   できます。現状低解像度では可能ですが2Kや4Kフォーマットの再生パフォーマ
   ンスを向上させる取り組みをしています。
Q6:パノラマやオールスカイは使えるか?
最近はデジカメで撮影した複数の静止画を自動的に連続画像に 変換してくれるソフトウェアが数多くあります。(制約はありますが無償ソフトもあります) それを円筒形あるいは半円に貼り付ければ簡単にパノラマやオールスカイができあがります。 ユーザーの方にも簡単にできますのでぜひチャレンジしてみてください。
Q7:他のデジタル投影システムでも銀河舎のコンテンツは利用できるか?
ユーザーのシステムを確認のうえお答えしますが、立体投影については プロジェクタおよびグラフィックスの要件を満たさないケースがほとんどです。 2D投影の場合は逆にほとんどの場合可能です。 配信価格はDMユーザーより割高になります。個別にご相談ください。 またベースアプリケーションの購入が必要なので別途にイニシャルコストがかかります。