バスは万里の長城に向かって高速道路を走っている。郊外に進むにつれ景色も寂しくなってくる。それでも大型のディスカウントショップや、大型の家具店、メンズショップ(日本でいう、洋服の青山やコナカのようなとこ)などがポツンポツンと建っている。高速道路を降りる料金所に近づいたとき、ガイドの曲さんがマイクを握った。「右に見えるのが、4年前資金不足で建設中止になった中国のディズニーランドです!」 確かにそこにはディズニーランドがあった。外見だけみれば営業しているようにも見える。2008年に北京オリンピック、2010年には上海万博と、中国の景気は良くなっていくのだから、再建の話が出ても不思議ではないと思うのだが・・・・。高速道路を降りしばらく走ると大きなお土産屋でバスは停まった。名目はトイレ休憩だが、ツアーバスがここに寄るのはお約束のようだ。 |
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建設中止になったディズニーランド! お土産屋の駐車場から見た、燕山山脈! |
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お土産屋といっても体育館のような大きな建物で、七宝焼きとガラス細工をメーンとするお土産屋だった。入り口を入ると大きな七宝焼きの壷がたくさん飾られていて、その先では職人たちが作業を客に見せている。そこを抜けるとデパートのワンフロアーはあろうかという広さのお土産屋になっていて、何十万円もする大きな七宝焼きの壷から何百円のキーホルダーまで。スタンドのコーヒーショップ、缶コーヒーの自動販売機、2Fには閉まっていたが大きなレストランがあるみたいだ。お土産屋の店員たちはみんな日本語がペラペラで、「いらっしゃいませ〜!」 「これいかがですか〜!」 とあっちこっちでセールスが始まった。オレが干支のガラス細工キーホルダーを見ていると、「お客さんの干支は何ですか?」 と聞いてきた。「オレ〜?、パンダだよ!」 と答えると近くにいた2、3人の店員も爆笑になった。からかっただけでは悪いので、オレの干支のキーホルダーを30元(約450円)で購入した。約40分お土産屋に立ち寄ったあと、バスはまた走り出した。 |
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七宝焼きの職人! ガラス細工の職人たち! お土産売り場で売っていた七宝焼きの壺!何十万円するのもあった! コーヒーは1杯10元(約150円)! 日本語ペラペラの店員! |
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いよいよ万里の長城だ。建物もあまりない山間を走りぬける。たまに石造りの古びた作業場のような建物があるだけだ。遠くに万里の長城が見えてきた。右を見ると列車が走っている。「あの列車はモンゴルを越え、ロシアまで延びています!」 と曲さんが説明してくれた。陸続きの国際列車のようだ。バスは駐車場に停まった。ここから万里の長城の入り口まで歩いていくらしい。やはり北京市内より寒さが厳しい。セーターを1枚重ね着して万里の長城に向かった。 |
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万里の長城近くの熊パーク! 万里の長城近くのお土産屋! |
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ワンポイントレッスン 旅行箱(リューシンシアン) スーツケース 旅行包(リューシンパオ) ボストンバッグ 机 票 (ジーピアオ) 搭乗券 登机口(ドゥンジーコウ) ゲート |