バスは北京市内へ入って行った。話には聞いていたが、東京の街並みと変わらない華やかさだ。いやネオンサインが多い分、北京の夜の方が華やかかもしれない。我々が泊まる新世紀ホテルは北京動物園の近くにあった。曲さんが全員のチェックインを済ませてくれたあと、ロビーに集合。広いロビーもクリスマスムード一杯だ。次の日の予定を確認後、解散して各自部屋に。エレベーターの前には、チャイナドレスに身を包んだエレベーターガールがいて、チャイニーズムード満点。１Ｆ～４Ｆまでは、ロビー、お土産屋、レストランなどがあって、５Ｆから上が客室みたいだ。７Ｆの部屋に入り、旅装を解いてからシャワーを浴びる。旅に出たとき、この瞬間がけっこうお気に入りだ。１Ｆで両替してきた中国紙幣とコインをベッドの上に並べてみた。ガイドの曲さんに、「１万円も両替すれば充分ですよ！」　と言われていたので１万円しか両替しなかったが、中国元（ゲン）といっても全然ピンとこない。ガイドブックによると１元＝１５円、この日の為替は１元＝１４円弱だった。約７２０元手元にあるが、初めて手にする中国紙幣に戸惑いは隠せなかった。ＴＶは日本のNHKと教育テレビは放送していた。ＮＨＫは時差があるので、北京で夜の９時に日本の１０時のニュースをやっている。教育テレビは北京用に編集しているみたいで、「おしん」　が放送されていた。このまま部屋でＴＶを見ていてもしょうがないので夜の街に出ることにした。本場の中華を食べるために。

ワンポイントレッスン

　清多芖照（チンドゥオグアンジャオ）　どうぞよろしく

　晩　安　（ワンアン）　おやすみ　

　慢　走　（マンゾウ）　気をつけて