現地時間 6月10日(木)午後5:00頃、無事ロンドン・ヒースロー空港に到着した。途中ソウルでトランジットしたとはいえ、成田のビジネスホテルを出発してから、18時間が経っていた。イギリスは今サマータイム(3月〜10月)で、夜10:00近くまで明るいらしい。日本との時差は−8時間(冬季は−9時間)。日本が正午なら、イギリスはその日の早朝、午前4:00ということになる。入国手続きで時間がかかったのと、ガイドの送迎車が遅れたこともあり、ロンドン市内に向かって車が走り出したのは、午後6:30を過ぎていた。 |
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ガイドの説明を聞きながら、ロンドンの車窓を楽しむ。景色はさほど他の国と変わらないが、“ダブルデッカー” (イギリス名物の2階建てバス) が走っているのを見たときは、「あ〜、イギリスに来たんだなぁ〜。」 と初めて実感した。1時間ほどで宿泊先のホテルに到着。地下鉄ピカデリーライン、ハマースミス駅から程近いところにあるベンコート・ホテルだ。
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ベンコート・ホテルと両替したイギリス紙幣(£=ポンド)とコイン! |
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自分でチェック・インして603号室へ行く。イギリスは日本と違って、1階を1Fとは表示しない、1階はG(Grand
Floor)と表示する。そして2階から、1F、2F、3F・・・となっていく。だから603号室といっても、実際には7階に位置していた。これはデパ−トでも同じことだ。安いツアーだからしょうがないが、部屋は予想通り狭かった。日本流に言うと、6畳弱のワンルームにユニットバスといったところか?それでも今日から5日間オレの城だ。気を取り直してシャワーを浴びる。一息ついてからデジカメ片手に夜の街に飛び出した。明日から行動の拠点となるハマースミス駅を確認したかったのと、外食をするために。夜の9時をまわっていたが外はまだ明るい。駅までは歩いて15分ほどで、バス通りをまっすぐ行けばよかった。このバス通り沿いには、ホテル、教会、レストラン、スポーツカフェ、ブランドショップなどさまざまな店が並んでいるが、1本裏道に入ると完全な住宅街みたいだ。 |
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この辺の地理を確認し終わると急にお腹が空いてきた。まわりにはいろいろなレストランがある。インディアンレストラン、メキシカンレストラン、ステーキハウス、イタリアンレストラン、フレンチレストラン・・・何処に入ろうかと迷っていると、「居酒屋」という日本語の赤提灯が目に入った。いつもなら海外での日本食はなるべく避けるのだが、何故かこのときは日本食が恋しかった。よく見るとお寿司を中心とした日本食レストランで、他に日本そば・うどん、おにぎりなどがあるみたいだ。オレが、「こんにちは!」と店員に話しかけながらこの
Minato という店に入って行くと店員はみんなキョトンとしている。1人の店員がオレを手招きで席に案内しながら、「Good Evening !」 と英語で返してきた。どうやら店員は全員、韓国人のようだ。英語でコミニュケーションをとりながら、にぎり寿司とビールを注文する。しかしビールが出てきたときは、あっけにとられて声も出なかった。サッポロビールが出てきたのだ。確かにここは日本食レストランだが、まさか地球を半周してイギリスまで来て、日本のビールを飲むとは思わなかった。にぎり寿司のわさびは、ネタと一緒に握らずに別に添えてあった。人それぞれ好みがあるのだから、当然といえば当然だと妙に納得した。寿司ネタも日本と遜色なく美味しい。板さんに聞いて見ると、日本人の下で修行したらしい。日本茶が飲みたくなったので、「Green Tea, Please !」と言うと、小さなティー・ポットで運ばれてきた。日本だと湯飲み茶碗で出てくるのでちょっとへんな感じ。そしてこの日本茶がなんと、1,5£(旅行中、1£=約210円だったので約315円)した。「日本茶でお金取るのかよ?」と思ったけれどもここは日本ではない、イギリスだ。日本でイギリス人が紅茶を飲むのにお金を払うのだから、イギリスで日本人が日本茶を飲むのにお金を払うのはしょうがないか?と自分を納得させるしかなかった。ロンドンで食べたお寿司は予想以上に美味しく、満足しながらホテルへ戻った。 |
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日本食レストラン、Minato(港)! 注文したにぎり寿司! ロンドンでサッポロビールを! お寿司で一杯! 1,5£(約315円)した日本茶! ごちそう様でした! |