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 ナイアガラに別れを告げて、車はトロントに向かっている。1泊2日とショートスティだったが、とても充実したナイアガラ観光になった。このあと、トロントからデトロイトに飛び、ニューヨークへ向かう。トロント空港でガイドに礼を言って別れたあと空港内へ。ここトロント空港でニューヨークの入国審査をしてしまうみたいだ。何も問題ナシと思っていたら、年季の入った皮のバッグが反応してしまった。着ていたジャケットもブザーが鳴ってアウト。1年9ヶ月前に、前代未聞のテロが起こったアメリカへの入国審査は厳しかった。ましてや、テロが起こったニューヨーク入りだ。まず別の場所に連れていかれて、両手を壁につきお尻を突き出す。よくアメリカ映画で見る、犯人がポリスに捕まって身体検査をされるときのあのポーズだ。ポケットの中から身体、すべて調べられた。次に、バッグの中に入っているものをすべて出され、ひとつひとつ説明させられた。そして用意されていた用紙に、日本での自分の住所、仕事の内容、連絡先などを、英語と日本語の両方書かされる。このとき何故かオレは、余裕を持って楽しめることができた。英会話の良い練習になったからである。もちろん、“自分は100%シロである!” という自信があったからだが。約40分の取り調べのあと、“ノープロブレム!” ということで、やっと解放された。今となっては貴重な体験として、良い思い出となっている。こんな取り調べなら、もう一度受けてもいいかな?・・・・もちろんこれは冗談だが。

 飛行機はデトロイト空港に着いた。ニューヨーク行きのフライトまで、4時間近くも時間があった。お腹が空いていたので、まずは腹ごしらえをする。それから空港内をウィンドウ・ショッピングしながら、時間を潰した。日本からナイアガラに行くときもここでトランジットしたが、改めて見るととても広い空港だった。一番ビックリしたのは、空港内にモノレールが走っていることだった。“空港が広いので、搭乗ゲートまではモノレールをご利用ください!” ということか。「やはりアメリカはスケールが違う!」 と思った。

                  デトロイト空港

   


  ここはアメリカ、星条旗が眩しい!
        デリショップで腹ごしらえ! 

    

   噴水でひとときの清涼感を!     シボレーグッズ店には本物のシボレーが!
 
   

   空港内にモノレールが走る! 
         憧れの街、ニューヨークへ!  
 
 ニューヨーク行きの飛行機が飛び立った。到着は夜10:30頃らしい。夢にまで見たニューヨークだった。どこかのクイズ番組で、“ニューヨークに行きたいかぁ〜?” というフレーズがあったが、この2ヶ月間、まさにその心境だったのだ。10時過ぎに機内アナウンスが流れる。「まもなく飛行機はニューヨークに到着します!」 窓の外に目をやるとニューヨークの街明かりが見えてきた。いよいよ、“憧れの街、ニューヨーク!” に上陸だ。




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