春一番が吹いて大風が無いなぁ・・なんて思ってたら。

久しぶりに横横で車が煽られた。



 いくらか風裏になる港でも時折突風のような風が音を立てて吹き抜けてゆく。剣崎界隈も西南西15m。
北に吹き変わるまではかなり時間がかかりそう・・。


こりゃぁ〜 久里浜は無理だろうなぁ・・。


オレは釣りモノを船頭に決めてもらい、結局午前アジで受付を済ませた。






 三海保沖へ向かって滑り出すと、

 ん? 富士山が見えない?

これだけの西風にも関わらず、どして?


しばらくすると視界右手から真っ白な富士山がクッキリと見えてきた・・。

いつもと航路が違ったもんで、方角が違ったのね。(汗




 三海保まわりは思ったほどの海悪でもなく、開始からポツポツ顔を出し始めた。

後ろではたて続けにサメを釣ってるお客も居たけど・・。






 はじめこそ上ッ潮だけだった潮も勢いを増し、130号のビシも容易に潮下へと流されていく。
それでも、潮色はほとんど変わらなかった。

無線からは

 「早過ぎて釣りにならないよぉ〜」

   とか

  「なんとかしてぇ〜」

って嘆きが聞こえたりもしたけど、こちらは意外にも良い喰いが持続。


ただ、潮が早過ぎてアタリも小さく、掛かりどころが悪いと口が開いてばれる事もしばしば。

上あごに針掛りさせるため、きっちりと何度も棚を取り直す。

掛かった針と、針の掛かりどこを確認しては棚を取り直す。波で激しく上下する中でもキッチリとね。

すると二点、三点とついてくるようになった。こうなると、手持ちで上げてた竿もいつしかキーパーで電動巻上げ。






 
20ほど釣ったところで開きを作る。

が、湿った風と海悪の飛沫
そして何より塩加減をミスって
お味はイマイチに(汗




 アレだけ流れてた中でも喰ってきたのに、何故か潮がちょっと緩んできたら食いが落ちた。

船がだんだんと集まってきただけでは無さそう、風が変わったか、潮が冷えたか・・。






 結局、この日誕生日だったオレは歳の数だけ釣って竿をしまった。


 
 この日のマダイ船は開始間もなく、物好きの半分がキャビンへ撤収・・。

剣崎で22m吹いたこの日、久里浜界隈の船も海悪で次々撤収したそうな。そんな中で、最後まで踏ん張ってみたものの、こちらも潮がかなりカッ飛んで釣りにならなかったらしい。


釣りモノ・・船長に任せて良かったぁ〜(焦






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