AM7:30

 港を連なって出てゆく三艘のアジ船を見送って、一時間遅く舫いをといた。

今日はちょっと浮気してホームからアオリ烏賊での出船。






 いつもなら見る事の無い、うわての船団を見やりながら思いのほか吹いてる北風でヨコタをくらいながら久里浜沖へと向かった。


あそこはアジ船? カワハギかなぁ?


そして走る事しばし、久里浜沖にポツポツマダイの船影が見えてきた。



  一之瀬

米元        





あさなぎ



  黒川

平作

ムツ六

弥七        

      忠彦

   

 予報と釣果からすると、船団が疎らなのもうなづけるけど、ちょっと淋しいね。


港前の冷たい水色に比べれば上げ潮の残る久里浜沖は結構良い色してたなぁ・・雪風は肌にしみるほど冷たかったけど。



きっと釣果は前半に集中したんじゃなかろうか。






 アオリの船はTETSUさんとオレの2人で貸切り。

お願いして、マルイカのスッテ仕掛けとエギングの二本竿を構えさせてもらった。

序盤は面白い反応があったのでマルイカを狙う事に。

航路のヨコタと強い北風で足元ままならず。

アタリのないまま空振りが・・。(汗






 反応はあるものの二枚潮と錘が軽いもんだから上手く群れにあたってない感じ。

潮がちょいと淀んだところがクライマックス。

TETSUさんとダブルヒット。

ぽちんぽちんと顔を見たけど、その後は泣かず飛ばずで後半はアオリ烏賊へ。







 早々に烏賊を引っ掛けたのは


                ・・船長だった。(汗


良型のマルイカ



そして、次に烏賊を引っ掛けたのは







                 ・・・船長だった。(大汗


このシチュエーション どこかで・・






 烏賊が居る事はわーった。


丁寧に棚を取り直してヨコタにメゲズに

  
   しゃくる


      しゃくる


鼻水が垂れてこようが、潮をかぶって凍えそうになりながらも

  
   しゃくり続けるのだ!

        壊れかけたロボットのように






 そして飽きた・・。


おしゃべりをしようとしたところでアタル!!


が!!


しゃくった手をすぐに下ろして バレル!!

集中力を欠いた時にありがちな事。(泣

しかも、タフコンディション・・痛恨です。



  



 しゃくりながら海中の模様を思い浮かべる。

海の中で動く餌木、その周りに何か居るのか、それとも居ないのか。

だんだんと馬鹿らしくなってきた。

居ない場所でしゃくっても烏賊が降って沸く訳でなし。

活気を失った烏賊船の船上、船長もさぞや辛いだろうなぁ・・。



薄陽が射し始めると、餌木をとっかえひっかえ気を取り直してしゃくる。






 そんなけな気な姿勢に神のご加護か、あたりもわからぬままminiアオリげっと!


そして中盤、二度同じ間違えはしない。意識したシャクリでスミイカゲット。


終盤はだいぶ浅場に移動して最後の踏ん張りを見せる。そこに烏賊が居ると信じて。


信じるものは救われ、小ぶりながらも本日三度目の手ごたえ。


渋いながらも、例年に比べれば充分におかずになったかな。






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