TETSUさん

  「娘の祝い事に是非とも真鯛を!」

ってな訳で駆り出されたのが、オレとまこっちゃん(笑


 いつになくTETSUさんは熱かった。


 定刻に家を出て、いつもの道を軽快に走っているとケータイにメール。辺りを伺いながら、そっと目を落とす。
AM4:15、既に宿に着いたらしい。(汗


 オレが仲間をINA丸に連れてくと・・・。

つーか、今回ばかりは釣果も下り坂だし・・。

正直、松輪の「魚屋」の方が寒くもないし・・・。(笑


とにかく、三人で「一枚必釣」な一日のはじまりなんです。






 いつもなら三人並んで仲良くおちゃらけたりするところが、やはり今日のTETSUさんにはどこか違うものが・・。

右舷の定位置にオレ、その裏にまこっちゃん、そしてTETSUさんが左舷艫とトライアングルフォーメーションを組んじゃったりして。


むー 何とかせねば・・。


 港の水を見てネガティブになった気持ちも、第一投の反応でちょっと気持ちが和らいだ。

他船で歓声が上がり真鯛が取り込まれると、ポッツ〜ン・ポッツ〜ンとアタリだした。






 駆り出された精鋭達も?こぼれる事無く

   TETSUさんにヒット!

     まこっちゃんにヒット!!

とムードが高まる。



 が!

   オレには来ない・・。(大汗


船中他でもポツラポツラ顔を出してるのにオレには来ない・・。


 ま、今日の目的は達成されたからいいか・・。


 いや!!


    いいわけない








竿先の揺らぎを眺めながら
潮の流れを感じ取ろうとする

見てるだけで時の経つのを忘れてしまう・・




 まこっちゃんは三枚目もオレに掬わせた。

他のお客の鯛は掬えても、未だ顔見てないオレがまこっちゃんの魚を掬うとはなんたる・・。(笑

しかもそれを促す船頭も船頭だ!!




 結局下げ潮か上げ潮かもハッキリしないまま、控えめのクライマックスは10:30だったかな・・

タナを少し上げた竿に鈍〜ぃ反応。

聞き合わせを入れて突っ込んだ竿に驚いたオレ。

これでなんとか、坊主は免れた。






 毎日潮の動きも変化し、食い棚もバラバラだそーで。

型もまちまちとなれば、やはり魚の活性によるところが大きいんでしょうね。


 何はともあれ、悪いジンクス?は粉砕できたようだし。

無事任務を果せたとゆーことで、何やら不思議な充実感を楽しんだりもして・・。


 TETSUさん、まこっちゃん お疲れ様でした〜

  また、釣れてる時に頼みますよぉ〜





おまけ


気温の変化が和らいだとしても

湾奥からの春の息吹は止められない

まだ10℃台を維持する水温も

また下がる事は避けられないんでしょうね・・


寒さの中で

ほんの一瞬の時合いを見過ごす事無く

待ち続ける釣りがこれから始まる?





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