今日は10人。 INA丸にしては、混んでる方だ。(笑 いつもの右舳先でトクさんと竿を並べる。 トクさんの話じゃ、先週末に比べると濁りも、水温も落ち着いたようで雰囲気はよさそう。 ま、今日の本命は「凪ぎで陽気が良いこと」かな・・ |
みんなが一ビシ目を放り込み始める頃、オレはまだ仕掛けを縛ってた。 ベタ凪ぎ、糸の更け具合を見ると上げ潮が微かに残ってる感じ。 ようやく準備完了。オレも仕掛けを下ろす。 オレの久里浜のイメージは川のように流れる早い潮。それに比べたら今日は全然物足りない感じ・・。 船影も思ったより広範囲に散らばり、二週前とは雰囲気が違ってた。横につけた「M六」からはしきりに大きなくしゃみをする声が聞こえてきたりもして・・。 |
温かそうな潮色に反して開始から3時間、一度も餌を捕られない。 次第に空も曇り始め、みんなの期待も萎み始める・・。 状況は他船でもほとんど変わらず、アジ、サバはおろか、餌捕りも出ずに手返しも鈍くなってる様子だ。 そんな中で、最初に竿を曲げたのは、他船の「AMI屋」さん・・。しかも三連発?(驚 どーやら完全に騙されてた感じ・・。 |
ほんのまれにどこかの船で竿が曲がる。 その時、神の声が・・(大汗) 「○○さーん!」 一息入れて、他船で釣った人のタナとりを伺う・・。 そして、この日はじめて餌が捕られた。 手を震わせながらオキアミを差し替えて、ビシを放り込んだ。そしてまた餌が捕られた。「なるほど・なるほど・なるほど」 慌てる手がオキアミをうまく刺しきれない。焦る気持ちを抑えて二度ほど差し替える。 そして三度目の正直でタナをきる。 |
インターバルは長めの「7」分。 そして「4」の数字を確認したあと。 「モゾモゾっ」とした竿が「スゥーッ」とさし込んだ。 |
なんだか型がおちたような・・(汗 小さい方はバケツに入れてたら死んじゃった。 寒くても白くなって、腹みせて浮いてるはずなのに 90mはそんなに暖かいのかなぁ? |
気づけば落としが効き始めていた。 タナを見切ったけど時合いは短く、一枚を追釣しただけ。再び潮が淀むと仕掛けからの反応が途絶えた・・。 降り出した雨も沖上がり直前には陽もさしはじめる。 とりあえず、今日の本命である「凪ぎ」で満足したものの最後の上げ潮にささやかな望みを込める。 再び、餌捕りの反応がでたけど真鯛様へは届かなかった。 |
■ おまけ ■ 釣れない時ってのは 「水温が低い」とか「潮が無い」とか・・ 言い訳のように理由を探したりするもんだ。 釣れた時の事を覚えてる人って 意外と少ないんじゃ? 例えば「水の色」、「潮の流れ」、 「糸のふけ方」、「針がかり」 とか・・ 初めて仕立てで乗った間口の大船頭に 「時合いは海が、釣り方は魚が 教えてくれるだよぉ 」 って、言われた事があったなぁ・・。 そんな言葉を思い出した今回の釣行でした。 |