夏休みを待たずしてワラサが喰いだした。

始まりこそ浮いたり沈んだりだったけど、どこからともなく「今年は濃い」なんて声も聞こえてきたりして。

やっぱ、ここは”あの”雰囲気を感じてこないとね。


夏休みの幕開けは釣り人を熱くする?
青物(ワラサ)だったんだけど・・



 今年は吉野瀬を広範囲に回遊?
剣崎界隈に混じって久里浜の船も早々にワラサの看板を掲げだしたので期待がもてそうだったけど・・。


 悩ましいのは黒潮の影響か、濃い藍色をした潮色と28℃にまで上がった水温、そして何より意識朦朧とするほどのお天道様。


 7/31、台風の余波を交わしての出船。
仕立て船のキャンセル続出か?予想に反してこじんまりとした船団だった。時折どこかでポチ〜ン・ポチ〜ンと竿を曲げるも一艘で一人だけ・・。ワラサが狂ってる雰囲気は感じられなかった。


剣崎沖について二時間もすると気配は皆無。(汗)
潮は勢いを増し、潮まわりを繰り返すも、”魔の週末”そして”沈黙の剣崎沖”に終わってしまった・・。






 久しぶりの平日釣行となった8/3(火)。
天気の変わり目を狙ったはずが、予報は見事にハズレ。(怒)


雲は全て陸にかかり、海上はお天道様が照りつける。
朝は風も緩く、剣崎沖につくと船団は思い思いに舳先を向け、すでに活気を失っているかのようだった・・。

潮は緩い。
モーニングタイムが終わったのか、それとも朝からこの状態なのか?
ほんと思わせブリな奴らにまんまと出し抜かれた感じだ。



再び剣崎沖の大船団に交った


 宝くじの様相を呈した剣崎沖。

東からの潮が流れ出すと、どこぞでまれに一等賞が当たったりするが、今日も二本、三本と竿が曲がる光景は見当たらない。

見る見る潮は勢いを増してくる。
次の淀みまで勝負はお預け、どの船も腰を落として「ぼーっ」と竿先を眺めてる感じ。青物っつーか、これじゃ真鯛釣りに近いな・・。(汗)



 剣崎界隈の早出船は淀みを待つ事無く舳先を港へと向けた。

 刺し餌に微かな変化が見られ始めると二本構えた竿を一本にして手返しに専念する。

最後の30分、潮が良い按配によどみ始めた。
そして、その時に並んで二本の竿が同時に突っ込んだ。

 力強い引き込み。

竿卸し間もないロッドを試すかのように、ドラッグを調整しながら引き込みを交わす。時には強引にこっちを向かせ、時にはドラッグから糸を引き出させ。

久しぶりの強引な引き込みと親方のハイテンションに少々焦ったけど、落ち着いて何度も何度も竿の調子を確認しながらやり取りを楽しむ。


タモに収まったのは3kg弱だったけど、久しぶりの手応えを堪能することができて大満足。
そしてその魚体は見かけ以上に成熟した感があった。


これぞ居付きの証なのか?
型は小さくともトロトロ♪だったよ





 そして夏休みの最後をしめくくるのんびり釣行は「ももたろう釣り日記」のもも船長と内房は岩井海岸での船外機マゴチ。



ちょっと頼りなさげな?もも船ちょ

船外機は 定員6名で 1艘 10,000円
もちろん魚探付き
AM 5:00 〜 PM 3:00 要予約



 荷物を積み込んでスロープを降りると構内の生簀からイワシを調達、1,000円也。イワシを見て目が輝くもも船長。凪いだ湾内へとゆっくりと滑り出します。




 昨年実績のあった湾内生簀周りを攻めるも潮がなく不発。

シコを追いかけるショゴの姿に興奮したり、豆粒ほどのアオリ烏賊の幼魚に微笑んだり、湾内の砂地では大型のキスが竿先を叩き、ゆっくりと時間が過ぎていった。




 本命マゴチ狙いで浅場に見切りをつけ船を沖へと向けて30mライン。
ここで初めて生きイワシから魚信が伝わった。

食い込みを待つ・・グッと堪えて、これでもかと待つ。
そして聞き合わせてみると反応が無い。(汗)
諦めて巻き上げてみると頭の後ろが齧られていた。

その後も何度か烏賊らしきアタリが出るも本命は不発。




 こんどは船を勝山方面へと向けてアンカーを打つ。

東からの風に西からの潮、潮がゆったりと良い感じに流れていた。
そこで魚信が連発。今までのような軽いアタリではなく、しっかりとしたアタリだ。クラッチを切って錘を着底させて糸を送り込む。

何度か聞き合わせてみると、しっかりとした反応は残っていた。
そこで額から滴る汗と共に一発合わせをクレてやった。

 
フンガッ!!

間違いなく上あごは貫通したはず。
潮の流れに負けじとしっかりと首を振ってる様子が手に伝わってくる魚信から想像できる。

船ちょのタモに収まったのは40cmオーバの「ワニゴチ」だった。(汗)


 澄み潮の中、水面付近でシイラが掛かったり、魚信に合わせを入れて竿がオレ、ハリスを手繰って上げる瞬間にハリス切れなんてハプニングもあったりと楽しい?真夏の一日となりました。


 もも船ちょ お世話様でした
         またヨロシクです。



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