そもそもの発端は、とある”うなぎや”から始まった・・。


たけちゃんが、BBSへの不可解な書き込みについて話を切り出したかと思うと、とっさに手にしたケータイでダイヤルし始めた。


”イタズラ紛いの冷やかし”かと、あまり穏やかじゃない口調が相手の話に頷きながら、時間と共にその口調と表情が和やかになっていった。

会話の内容は「松輪で10`」、その可能性は”コマセ鯛”にこだわらなければ、かなりの確率があるのだとか・・。


 その翌週、には今シーズンの日程が組まれ、その名を「カラス会」としてメンバーが募られた。






以前、”釣りロマン”で哲ちゃんと玲子がやってたあの釣り、そう毘沙門からの係り釣りだ。

イシダイをメインとするその釣法で年に何度かモンスター級のアタリが出るのだとか。

そんな話があるのならと、モンスターに比べると容易に喰いついてしまうのがこのオレだ。(汗)
ま、久しぶりのあの大御所ですら食いついてきたんだからなかなか興味深い話なのだ。





 イサキ船をやり過ごして少し遅めに舫いを解いた「金長丸」港内の生簀から餌を調達し、ゆっくりとポイントへと滑り出した。


右手に城ヶ島界隈のマルイカ船団、前方に吉野瀬のイサキ船団をみながらエンジンの音が止まった。

”ちゃぽん♪ちゃぽっ♪”波が船底にあたる音と心地よい東よりの風に吹かれながら静かに幕が開こうとしていた。


艫で大鯛に想いを馳せ
仕掛けを準備するTETSUさん





 ポイントで船長が状況を確認すると全員前方に集められ船長のレクチャーが始まった。

とても、人あたりの良い船長のレクチャーは談笑を交えながらしばし続いた。
「大時化の中、マグロ船の乗組員が海へ放り出されたが、波で再び海から船上に放り込まれた。」なんて伝説はかなり笑えた。

そんなレクチャーの間にも船の下に確実に魚達が集まっていた事に気づくのはそのあとだった・・。


クロダイ・イシダイと
スタートダッシュは船長(汗)
残念ながらマダイは顔見ずだったけど・・
(右手、後姿は大御所)







 船長の道具、仕掛け、あわせとその手返し。

見るもの全てが斬新だった初回。
皆それぞれに船長の手本を凝視し、繊細な技を盗もうとしたが、短い時合いが過ぎて今日は「いろは」の”い”ってとこかな。(汗)


完全に潮の止まったポイントを後にしてマルイカへとリレーしてお土産確保とあいなりました。


船の舳先と艫でまったく違った釣り方をするなんて初めての経験だったけど、船団から外れて”ポツ〜ン”と時間が止まったように感じて心地よかった。


ま、今回は”こんなもんだよ”って感触を得たっつーことで。

が、そんなこんなで万全の体制を整えると得てして時化るもの・・。(汗)







おまけ

裏本命・イシダイに「色」、「柄?」
ともに近かったけど・・(大汗)



それに対して・・


「色」、「柄」ともに似てない・・(悩)


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