季節外れの台風は来るは、南風が吹くわの予報ですっかり腑抜けてしまったオレは揺さぶりをかけられる。

それでも沖に出たのは、海辺が好きなことももちろん、余計な事を考えずに没頭したかったんでしょう・・。




 前日の夜から伊豆大島界隈では南西の風13m。

風裏になる港ではあまり感じなかった風も観音崎の先には白波が”ちゃぷちゃぷ♪”下げ潮が落ち着けば白波も収まるだろうけど、大島の風がいつこっちに届くか、早上がりは覚悟の上での釣りとなりました。



 下げ潮がちょろっと残った久里浜沖。
珍しく船団から離れての探査で、駆け上がり付近の好反応で船を止めてのスタート。

久しぶりにいい感じで垂れた竿先を眺めて一安心。

後半は衰えたはずの台風のうねりに
南西風が吹き込んで
海面が盛り上がって ”きたぞぉ〜” ってな感じ


好反応に気を良くして手返しを繰り返していると、”ククン”っと魚信が・・。

   「タイじゃ〜ない・・」

にしてもよく引く。

ハリス二号のダメージを抑えるためにゆっくりと巻き上げてくると体高も文句なしデップリとした大アジでした。

ハリスをチェックして再投入。
再びの魚信もまたまた大アジ。(汗)

冷やかしに来た親方へ

  タイ船だろ!「タイ」釣らせろ!!

      っと仕返しの一撃。(笑)




 船団から離れのんびりと久しぶりの魚信を楽しみ、下げ潮の淀みとともにいつ喰ってもおかしくない時合いを感じながら時間が過ぎる・・。

 「トスン!!

先の二度とは違う鋭い竿の入りに期待する。

キーパに掛けた竿を手にすると小気味よい突っ込み・・。

 「ギクッ・・

さっきのアジに似てる。
ありゃりゃ? またアジか??
一応ドラッグを調整するがイマイチ力強さが無いのよね。

「タイじゃ〜ない・・・」

うわ潮の流れに時折力強く抵抗する魚を感じながらビシを取り込みハリスを手繰る。

 (汗)・・ 浮いた・・・。

タモ取りしたのは型こそ小さいもののすっかりと黒ずんでデップリとしたマダイでした。
 久しぶりに手にしたマダイの顔はクロダイが赤くなったのか、マダイが黒くなったのかって感じの顔色で、体型もパンパンで潮時を待ち切れないって感じでスタンバってましたよ。




 結局オレにとっては朝のこの時合いだけ・・。
上げ潮の釣り座でその恩恵を受けることなく不甲斐ない結果に終わっちゃいました。トホホ。

ウネリの影響か上げ潮がいきだしてから一旦淀みがあったのは意外だったなぁ。
諦めずにコマセを打ち返し続けた常連さんは見事この時合いで2.4kg、こちらもパンパンのマダイをゲットしてました。うらやますぃ〜。


ここだけの話・・。
アジは2号、タイは2.5号、後半は3号ハリスと・・徐々に太くしてどーする!って感じでした。


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