祝日前の気だるい朝・・

 「行くのけ?釣り

そんなメールを送ってきたのはあいつだ。

確かオレは

 「明日は行かないかも・・

と返信したような・・。




 お昼をまわると、今度はあの人からメール。

 「どこか行くのけ?

たんなる偶然か、仕組まれていたのか?



 あいつは「沖に出たいが、何か物足りない」と・・。

そしてあの人は「しばらく行ってないし行きたいなー」



基本的にオレは誘いを断らない?
こんな二人の想いに、たとえ散っても華々しく、ともに大鯛ロマンを追い求めてきた仲間とともに南房・伊戸の港を目指すことにした。





 三人そろえば、雷雲に追いかけ回されたこともあるし、凪ぎを嵐に変え、「爆釣」という言葉とかけ離れた悲惨な運命をたどってきた・・。

だとするならば、今年不調の南房・真鯛で”逆に”何かが起こるのかも知れない。


「何か物足りない」と言ったあいつに熱い何かを吹き込んでやりたかった。




布良沖で久しぶりに激しく竿が突っ込む瞬間を
目の当たりにした・・ 自分の竿じゃなかったけど。

釣り人が竿を手にするまで キーパに掛かった竿からは
みしみし っと音が聞こえてきそうなぐらい
小刻みに震えながら ラインマーカーが滑っていった。

そしてやりとりが始まった

冷静で落ち着いたやりとり

浮いてきた真鯛は今年同船した中で最大の4.6kg
芳しい薫りが辺りに漂った。






 あいつの竿も激しく海に突き刺さったけど、一瞬にして息絶えてしまった・・。

そして、あの人にもチャンスは訪れたけど・・・。


オレも前回は「瞬殺」を喰らった。

年に何度も無いそのチャンスを不意にしてしまった・・。

足繁く通えば通うほど、その一瞬への想いが熱くなる。そしてその想いを秘めてリベンジの時にそなえる。







めでてぇ〜なぁ〜!!

綺麗な真鯛だぁ


《 Result 》

あいつ  真鯛・1
         カンパチ・1

あの人  真鯛・1
       
・2








竿おろしだけに、凪いだ海で見慣れぬ調子を眺めているだけでも楽しかったけど、見せ場の無かったオレの竿にも待望の魚信が!


 


来年の秘密兵器なるか!?

カスタムロッド



その扱い易さといったら







 本多三乃字選手をはじめ

みんなが ジョニー に横取りされる中

なんとかジョニーから取り返し

歯型のついた真鯛


いわゆるジョニーの喰い残し・・(汗






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