何かから逃れるように・・。

   そして、何かを忘れるように・・・。

     とにかく釣り通した夏休み! 楽しかったよ。


8/2

AM

AM 6:00

 首都高・新宿ランプから箱崎の渋滞を避けてレインボーブリッジ経由で湾岸線へと出る。
昨年の夏も霞ヶ浦へ行ったけど、竿を出さずに昼寝だけして帰ってきたんだったなぁ。(笑)

以前、一緒に霞ヶ浦へ通った仲間が先日50cmオーバーをゲットしたって話を相棒にした事から夏休み初日は「霞へGO!」となった。


ブラックバスをやり始めた時、アナゴの針にも似た大きなフックにイモ虫を模したようなゴムを刺してホントに魚が釣れるのか?って思ったもんだった。

7号の中通しオモリを使って遠投する「ヘビーキャロライナ・リグ」何しろ意味不明な横文字を多用する「外来の魚」相手の「外来の釣り」。オモリは”オンス”ラインは”ポンド"最初は”なんじゃ〜?”って感じだったよ。
宇都宮の鯉釣り師
 ちなみに霞ヶ浦には食用として鯉の養殖が
日本一の玉造町ってのがあるのよ。

関東近県から巨鯉を求めて
ずらりと何本もの竿を
仕掛ける鯉釣り師も沢山訪れる。

偶然目にしたこのやり取りでも
70cmを超える丸々とした鯉が
タモ取りされた。

他にも居酒屋なんかで目にする川海老の唐揚げ
あの海老も霞ヶ浦で漁が行われてるんですよ。



 7号のオモリを引きずりながら繊細に地形の変化を感じとる。ちょっとした段差や、岩の存在を確認するとそこでオモリの先にある疑似餌を跳ね上げるようなアクションをとって魚を誘う。

自分のイメージした地形と疑似餌の動き・・そしてそこに居るであろう魚との間合いを神経を研ぎ澄まして待つ。

「ブルブルッ・・」

ガツン!」アタリと同時に大きな合わせを入れる。

その確かな手応え、竿先から伸びたラインの延長で魚が水面を割って飛び出す。この瞬間がバス釣りの醍醐味かも知れない。

そして その感覚を思い出しながら滴る汗も忘れて一生懸命キャストし続けたんだけど・・。




 相棒にこの日二度目のアタリはブルーギル・・。

数年前は五月蝿いぐらいだったけど、かなり減ったみたい。当時は憎まれものだったけど、何もアタリがなくなるとちょっと寂しいような気も・・。(笑)


 害魚として評判の悪かった二種の外来魚たち・・その駆除効果はかなり出てるみたいでした。
それでも、小さな漁港をまわるアングラーの姿もまだ見かけるし、静かな湖畔に爆音を轟かせて水面を滑走するバスボートの姿は以前と変わっていないから、激渋ながらも顔が見れない訳じゃないんだろうね。



都心の湾岸線から遥か東関道の終点へ

関東平野は水郷のまち

夕刻にココを走行すると
フロントガラスやバンパーが
プチプチ・・虫だらけになっちゃうんだよね〜(涙)





そして・・ PM

PM 6:00

 埋め立て地をはしる運河・・。
ココでのナイトゲームは磯竿、電気浮きでの吹かせ。

潮の流れに漂う電気浮きが止まったかと思うと「スーッ」と消しこむその瞬間がなんとも爽快だったりするよね。普段浮きを使わないオレにはなおさらな訳よ。

メインターゲットはフッコ。時にはスズキクラスも混じるとかで侮れない。
羽田へ着陸する飛行機がひっきりなしです。

 運河とはいえ、ここでも潮の流れがキモ。
常に予想通りに流れるわけではなく急に止まったり、逆に流れだしたり・・その演出にワクワクしちゃったりするんだよね。

 船で沖に出てもポイント争いが厳しい昨今、陸っぱりも場所取りが難しいのが現実で、どこか一見さんお断り的なところがあったりしてね。(汗)



PM10:00


 強い風もややおさまりはじめ、夜がどっぷり更けた頃、止む無く納竿を決意。(汗)

何度か消し込んだ浮きも、セイゴの悪戯か?周りではバホバホ引っこ抜かれてたフッコも、オレ達は相棒の40cm一本だけ。(涙)


 霞ヶ浦で汗だくの上、喰らった「ボ」。その上、相棒に絶対安牌とまで言わしめた湾奥のフッコでも、まさかの「ボ」・・結局、夏休み初日の今日、魚に触れる事はなかった。




8/3

PM 3:00

 前日の疲れを感じることなく再び相棒と連荘です。(汗)

今日も趣向を変えて奥多摩の渓流へトライ!

そんな簡単に釣れる気もしないし、遊漁券を買うか迷ったんだけど・・現場売りは500円プラスとの触れ込みに小心者の二人は川べりの民家で1500円/一人を各々購入。価格的に釣れそうな微妙な値段・・。

道具は4.5mの延べ竿に道糸、ハリスともに0.6号と沖釣りでは屁の役にも立たない太さです。(笑)

いよいよ実釣開始。
山女針にイクラを刺して、流れに乗せて目印を追いかけるんだけど・・。


陽の光をふんだんに蓄えた渓谷の岩々は
まるでサウナのように暑く
額から滴る汗が止まらなかった。

 場所は「御岳渓谷」。
JR青梅線の御嶽駅からも歩いてこれる場所。

景色は東京とは思えないような眺めで、夏は河原で釣りや、バーベキュー、それにキャンプなんかが楽しめて。秋は紅葉に彩られて都会の喧騒を忘れさせてくれます。


ただ・・

真面目に釣りを楽しまれる方には・・上流からはカヌーやゴムボートが流れてくる事もあったり、時には人間が”キャッキャ””プカプカ”流れてくる事も珍しくありませんから。(笑)

それでも釣果はともかく、本格的な鮎釣り師らしき多数のベテランが辛抱強く長竿を振ってる姿も見られました。
(鮎の解禁日あたりはかなり殺気立つそうですが・・。(笑))


釣りに関する情報はこちらから

奥多摩漁業協同組合

ヤマメ・イワナ : 3月 9日
アユ      : 6月15日



川のせせらぎと蝉の鳴き声を聞きながら
畳に寝転んで 団扇でパタパタ・・。

PM 6:00

 当然?
その日仕込みの渓流釣りでは要領を得ないわけで・・。
二人で最初に竿を出した場所で”ピクッ”としたアタリ一回だけ・・。(汗)ま、夢だけ見て楽しませてもらったけど・・時間の割りに1500円はちと高かったかな?(笑)





8/4


 海に戻ってきた・・。(笑)

ここ何年か渋い東京湾の旬のアジ。
昨年は来る度、来る度、渋い釣果、ずばり”貧果”が続いたけど、今年はちょっぴりツイてる感じ?


やっぱりキーパーに掛けた竿先が”ツツン!”と動くさまは何度見てもワクワク楽しいもんだよね。

平日の好釣果♪
この海”貸切り”状態なら納得だよね



 早朝・序盤は喰い浅く水深40mを巻き上げる途中でバレる事が
    多いもののアジは順調に釣れ続きましたよ。
    棚は相変わらず低めの1.5〜2.0mがよろしいかと。
    餌は食い始めは赤タンより青イソに分がありそうです。

 午前・アジも喰うんだけどサバの猛攻激しく戦意喪失。
    とりあえず、早朝の分を干物にしたりしながらやり過ごし
    ました。
    サバは太目のゴマサバに、細くて短いマサバ混じり。
    この細いマサバは異常にヌルヌルで、塩焼き用に試しに
    持って帰ったら意外といけたよ。

最近は中の瀬から変わってここらみたいです。
我武者羅に釣るもよし のんびり待つもよし
この竿が 「ククン・ククン」って たまらんね〜





8/6


 楽しみにしてた7日の「南房総withてつ丸さんin海老丸」企画。
最近には珍しく、平日ながらも大勢が参加するはずだったのに・・例の如く(汗)台風@10に水を差されて流されちゃった。(涙)

結果論では行けた感じだけど仕方ないよね。
今回限りって訳じゃないんだし、皆さん懲りずにまたヨロシクお願いしますよ〜。

午前は左舷にお客なし・・(笑)

 本格的に時化る前にまた来ちゃったよ。(汗)

なんで、そこまでアジかって?

「さーねー」(笑)

ま、食べて美味い事には違いないけどね。

とにかく海で遊んでいたいのかも知れない。
鯛釣りになればそれなりに燃えるものがあるけど、今はとにかくのんびりと船の上で揺られていたいかな。

早朝の船上でこの時期しか感じることの出来ない夜から朝への移り変わり・・。思う存分汗を流して、”ごくごく”と麦茶を飲んで。


いよいよ安定期?
ちょっと深くてバラシも多いけど
ええんでないかい?

 今日は潮も緩く、二日前ほどの喰いもなくダラダラって感じ・・それでも、中の瀬で釣ってたアジに比べると、一回りから二回りほど大きい感じでお土産には充分。




 てなわけで・・この夏の逃走経路はこんな感じかな?



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