「いよいよ終盤?」


 晴れたら烏賊、時化たらアジなんて考えてたら突然「今しか釣れないぞ!」の言葉が耳についた。すっかり忘れてたけど巷ではまだ「のっこみ」真っ盛りだった。(^^;
真鯛馬鹿が100号超のビシや錘を放り投げて戯れている場合ではなかったのである。

 この季節の大潮に恐怖を覚えながらも定宿へと歩を進め、昼下がりの淀みに剣崎での勝負を目論んでいたのだが・・。



一投目

 久里浜沖にて右艫から放たれたビシは”サァーッ”と流れるように遥か彼方へ・・・。

底立ちをとろうとするとなんかモゾモゾ・・(-_-;)
巻き上げてくるとビシが三つ四つと・・・左舷のほとんどのビシがサバでグルグル。解くのも嫌になる。



二投目

そんな状況を他所に舳先に陣取ったTOKUさんは一投目から本命ゲット。
めげずに再投入するも穂先には魚信と見間違えもしない潮の流れに逆行する反応が・・”オマツリ”なのである。



三投目

 浮かない気分で三度投入しようとすると、目の前を一本・・二本・・・三本とラインのマーカーが滑るように流れていくのが見えたよ。
この流れに親方も少々イラつきを隠せない様子。

早いだけならまだしも、サバが多いし、お客さんも多かった・・。


ハリスを結び直して再投入を繰り返すもオマツリとサバばかり・・。
このサバの下にマダイがウロウロと餌をついばんでいるんだろうけど、その壁を貫くほどの気迫は消え失せちゃった。(^^ゞ




 昼時の淀みを挟んで剣崎沖へ移動。
風切る船上はひんやりしたけど、横になって目を閉じるとすぐに”す〜っ”っと深い眠りについた。それでも”真鯛馬鹿”時計仕掛けのように船団が見えた付近で”ムクッ”と自然に目を覚ますのだ、まさに闘争本能ってか?

 ん?あれれ どーした?瞼が再び重く・・・。

剣崎の船が引き払った後も旋回を繰りかえし続けるいくつもの船影。見るとまだこっちは上っ潮だけでなく下も下げ潮がやや流れてるか?


 ココ数日はこの時間帯で喰ってたらしいけど・・。
やがて上潮だけの流れで下は全くって感じの”まったりモード”で本日終了を予感させる。
Makoボーさんを探してみたり、まこっちゃんを探してみたり、会長のホームが何人ぐらい乗ってるか数えてみたり・・。
あっちこっちの船の様子を眺めても誰一人として竿が曲がることなく”激渋”の一日が終わったのであります。






  一月 
○○○  
  二月 
○    ←秋鯛モード終息
  三月 ×××  ←のっこみモード開始
  四月 ○×××
  五月 
○××    これにて二連ボ

 改まって、現状を分析してみる。
「のっこみ真鯛」といいながらこの三ヶ月で顔を見たのは僅かに”
2/10”で五枚。しかも”のっこみ”サイズは手にしていないのだ。

毎度毎度条件が悪かったりと言い訳もできるが船中で顔を見てない訳でもなく乗船した日に2kg、3kgといったものが捕り込まれたこともあったわけで・・。


「数釣りの秋に」対して「型ののっこみ」は棚もばらけやすくムラが多いかも?釣ってる人の様子を見る限りどちらかというとフロック的な光景が印象が多かったような気がしたので自分との違いを見出してみた。

  1.大きな誘いはせずに置き竿でじっくり待ってたみたい?

  2・釣果は潮の淀みに集中気味?

  3.潮下にやや分があり。

  4.タナは極端に高くもない感じ?

特に1が気になるところ・・。
餌捕りが居なくても5〜7分程度の手返しにしてるから、小さい誘いでもう少しインターバルを長めに取ってみるのも面白いかもね。


と、いうわけで次週はKOC例会で「御前崎Round2」
  果てさてお天気はどんなかな?


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