定刻どおり船に乗り込むなり、操舵室に入ると、


 「ワラサ行くからねー!」 

 「今朝も喰ってるって言うから太ハリス用意してねー。」

 「無い人はキャビンにあるから。」



 今年はちょっと遅めながらも亀城根、剣崎と派手にかつ本格的に始まったワラサヒーバー。
型も3.5〜5.5kgで連日釣果欄を賑わせてるのをオレは指をくわえて見ていたわけよ。

ワラサは行きたい、でも殺気立った港と船上はちょっとなぁ・・。
そんなオレには思いかけず、ラッキーな事だった。




今年の剣崎はニ箇所に分かれているようで。その大船団が水平線を埋め尽くしてたよ。

その眺めたるや・・

水平線に浮かぶ色とりどりのスパンカ
コレが剣崎のワラサ船団






 今回はKOC会長と一緒。大船団に混じって二人ともスッカリやる気全開モードでスイッチ入ったんだけど・・。

第一投・・二投目・・。
他船の様子を伺っても、喰ってない・・・。

盛り上がった雰囲気も急降下。
時折、他船でのやりとりが見えるも大船団の中で”ポ・ツン・・ポッ・・・ン”朝一のサービスタイムは終わった感じ。(汗)

それでも、オレは微かな望みに「信じて」竿を振った・・。





 そんな願いが奴さんに通じたのか・・。
大きな誘いを入れてキーパにかけた直後、竿からABUの心地よいドラグの音が響いた。

ジィ・ジジジジジィー

 相性の良い右舳先から飛び上がって竿を手にすると、力強い引き込みで竿が弓なりに曲がる。そしてドラグが心地よく滑る。(シビれるぅ〜)
ハリスは8号、この手ごたえなら切られる心配はないでしょ・・そう思いながらレバードラッグを一つずつ絞め始めた。

それでも、完全に伸された竿に見かねたか親方がオマツリをケアしてくれて、TOKUさんがタモ取りに駆けつけてくれたおかげで無事3.6kgの今期初物のワラサをゲット。

思いがけぬお土産に思わずニコッ

 それから数投後にも、竿を置いた瞬間に突っ込んだけど、三度目の突っ込みでチモトから切れちゃった。(汗)(わざわざハリスを交換したのにこれじゃ意味なかった。軸にケンが付いてるとなんか縛りにくいんだよね〜。)

船中二度のアタリを独占してワラサのサービスタイムは終了。
たまたま鼻先に餌がいったにしろラッキーだった。




 その後、真鯛狙いで上手に上がっての第一投・・。
イナダかぁ?の手ごたえにも三号ハリスで顔を見るまではと慎重に上げてくると、なんと2.5kgのイナダ。(笑)

会長も本命の真鯛1kgを含む二枚にカイワリ多数で思いがけず良い釣りで楽しめましたとさ。

  >会長
   小雨降る悪条件の中お疲れ様でした。
   おかげで楽しい一日を過ごせましたよ。
   またヨロシクです。
  


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