たまには・・

 天気図は親指の指紋の如き渦巻き・・予報も冬型で北風強しと言ってたんだけどね・・。
時化後のヤリイカと選択を迷った挙句、好調そうな八景・野毛屋さんからのアオリ烏賊へわたせさんとつるんで行く事に決定。

 予報のせいか、まだ暗いAM5:15・・船宿の前には車が五台。
AM5:30、船宿の看板にあかりが灯ると、宿の中に設置された札を取りに車からぱらぱら人が出てきます。

常連らしき年配の先客が左艫を抑えたので、おいらたちは並んで右艫をゲット・・いつもこうありたいですなぁ。




 エギングは道具がシンプルで支度も楽ちん。
クーラーに保冷用に冷凍したペットボトルを放り込み、餌木と簡単な道具、あとは食料を詰め込むだけ。重いバッテリーも要らないし、いわゆるライトタックルな訳ですよ。

ハリスは4号、中錘は念のために8と12号を用意して、餌木は4号定番のピンクとオレンジを二本ずつ、竿は2.1mと長めの「Daiwa・HX早舟・マゴチ」を使いました。

ここまでは、何も問題なかったのに・・。
慣れない釣りでの落とし穴、水深を確認してなかったよ。
昨年も何度かアオリ烏賊に行ったけど、水深は昨年同様30m前後だと思って、リールに巻いてあるラインを確認してなかったのだ。

肝心な事を忘れたまま、
船は定刻AM7:30に広々と間をとった4人を乗せて薄い氷が浮かぶ港をゆっくり滑りだした。
浦賀ヴイ
今日のポイントはこちら

 強い北風の翌日。
いつもと違うところからの眺め・・澄んだ朝の空気で木更津方面がはっきりと見渡せ、いつもの猿島を過ぎるとその後方にすっぽりと雪をかぶった富士山が青い空と鮮やかなコントラスト。
久里浜沖、航路寄りのポイントで鯛の船団を見るとそのうしろには剣崎灯台、遥か彼方の大島もハッキリと見えて、ちょ〜爽快な気分でのスタートとなりました。



 下げ潮がトロトロいきだした頃に”コツン”、見るとわたせさんと同時ヒット! 艘船室から顔を出して棚が違うはずだけどなぁ・・って(^_^;これは、スミイカでしたよ。
とりあえず、滑りだし好調かと思われたんだけどね・・。


 指示棚は35〜45m、思ったより深いのでラインが気になってはいたんだけど・・ポイントを転々としながらしばらく沈黙の時間が過ぎてゆきました。


 灘よりへと展開しながらの水深45m。
二度ほどシャクッたのちに”ゴツ”っと・・。
油断してたところへの不意打ちで慌てて竿を上にしてリーリングするが、ドラグが滑る。
実はPEラインは45mしかなかったのよ。んでもって、指示棚より1mほど下げてやってたんだけど、下巻きのナイロンとPEの継ぎ目がガイドに引っかかり巻き取れない。慌てて穂先をやや下げてコブがガイドを通るように竿を振っちゃった・・「シマッタ!」って思った時は既に遅し・・・軽くなっちゃったよ。しかも、動揺を隠し切れずに、わたせさんから聞いた「乗らなかったら上げずに同じ棚で・・」って忠告も忘れて巻き上げちゃった。

すると 潮上のわたせさんに・・。

ご立派!(^0^)

アオリイカは結構獰猛なので、アタリがあって乗らない場合は直ぐに上げずに同じ棚で再度誘うと乗るんだって。
いろんな釣りをやり慣れてるだけに流石冷静でっす。



 今日はなんだか空回り。
今時の鯛よりアタリの少ないアオリ烏賊で二度目のアタリを同じ失敗でバラしてわたせさんに拾われる始末。こーなると集中力も欠いて不貞寝もしたくなるもんです。

一流し昼寝をするとわたせさん根気よくスミイカ追釣。






 結局おいらはスミイカ一杯で、四人中一人本命を拝めなかったよ。
ま、バラして学ぶこともあったし、よしとしましょ。
ん〜 しかしアタリの少ない中、一日シャクリ続けるのは結構大変かも?

釣れた・釣れた・・(-_-;)


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