長けりゃいいってもんじゃ〜ない・・
前日の竿頭は4.5mの三本針仕掛け・・。
頭11枚、最後には常連さんをはじめ、みんながその仕掛けでプラス1〜3mを誘ってたってさ。
おいらは、そんな話に耳も貸さずに船に乗り込んだんだけど。
暖かい潮が入る上げ潮が活性高く、下げ潮になると喰いが止まるのがここのところの傾向。その模様は意外なところで実感できた。
滑走する船の上から見る海の色が観音崎付近で全く変わったのよ。この上げ潮が抜けるまでが時合いって事かな。
久里浜沖90m。
船は久里浜の煙突真沖にあたるこの縁と、も少し上手の根っこと、灘よりといった大きくは三つのポイント。
今日は、朝のうちの予報も悪かったせいか比較的船数、釣り人ともに少なめでやりやすかったかも?
朝から強かった北東の風が邪魔をし釣り辛い。
潮と風が喧嘩をして棚が取れない。風による手前祭りなんかで手返し悪し・・・。
結局、潮がたるむまで一度も棚を取れずじまいだったよ。トホホ
が、おいらの後ろ(右舳)では長竿をしならせ手持ちで大きく誘いながら、上げの時合いで順調に4枚をゲット。
根気よく誘うのが久里浜レギュラーをゲットするコツでしょうか。
後で聞けば、棚は+1〜3mだと言うからだいぶ魚を浮かされた感も否めないんですけどね。
もう今日は諦めかと思い始めた時に、スピーカーから聞こえる悪魔の囁き・・。(-_-;)
「ちょっと、キャビンまで!」
嫌々?キャビンに入ると・・
「騙されたと思って使ってみな!」っと手渡されたのが写真の「船宿特選仕掛け」。
ハリス3号、4.5m、チヌ針3号。
4.5mなんて使ったこと無いんだよね。
「使ったこと無い」
↓
「釣れる気しない」
↓
「使いたくない」
↓
「猛獣に睨まれる」
↓
(-_-;)諦めの境地で仕掛けを投入、ヒネリの入ったチヌ針にオキアミを通すのも慣れないから一苦労。
いつの間にか餌盗りも少なくなって、刺し餌が残っていることを確認して投じた二投。今度もピッタリと棚がとれた。
やや、身を乗り出して構えていると・・。
「トスン」 ・・・マジカヨ(;¬_¬)
案の定、スピーカーから・・
「言った通りだべ! ダハハハ〜」
不本意ながら、操舵室に顔を背けもう一枚を追加してボウズを免れたんだけど・・・。
これって、助けてもらったんだよねぇ? やっぱり・・
どーも、使い慣れないものは避けてしまいがちだけど、毎日見てる船長や釣った人の話が一番信用できるのかもね。
下げ潮では1.5kgを含め二枚喰ったけど、やはり上げ基調は否めない様子ですな。
帰りの観音沖は既に水色が変わってたよ。