東奔西走 その果てに・・


 ズッシリと重いクーラーを背負ったのはもうずいぶん前のような気がする・・。

いつしか自らを”疫○神”と呼んだり、呼ばれてみたり。(^_^;
挙句の果てには天気にも、魚にも嫌われる”嫌われ者”へと成り下がる? 確かに散々な釣りが続いてたからなぁ、なんか人を誘うのも気がひけたよ。

そんな時、ちょろ松さんから久しぶりにOLMのお誘い(^人^)ありがたや〜。
以前は月例でやってたOLM、今回は”景気付け”になれば!なんてワクワクしてたんだけど、参加確定は3人だって・・トホホ。(^^;;;

ギリギリまで参加者を募って、東京湾で鎮火したワラサを追い求め「初島・川奈」方面へと微かな望みを託し宇佐美港は「輝浩丸」へダイヤルした。

 直前に同行者が6名に達すると俄然海も活気づいてきたよ。
前日の情報では”バリンバリン”の喰いで早上がり?。船長に聞いても「
昨日の喰いなら文句ないけどねぇ〜」って・・。(-_-;) なんだか微妙な発言で不安がよぎったけど、ココ何年かこれだけタイミング良く、天候にも恵まれた釣行は珍しいし、これでダメなら諦めるしかないと割り切ったよ。





 船長は全員のビシと針の大きさを確認してなんだか相当張り切っていて、頼もしく思えた。それは現場の雰囲気を考えれば当然の事だったのかも知れないけどね。(^^;

 定刻のAM5:00を前に舫いを解いて船はまだ暗い海へゆっくりと滑り出す。
宇佐美港から真鶴沖までは50分ほど。水平線から線香花火のような太陽が徐々に顔を出し始める中、船は飛沫を飛ばしながらまっすぐ軽快にポイントを目指した。

 真鶴沖のポイントは真鶴の船がAM5:30からビシを投入できるのに対して、他港の船はAM6:00投入だそうでポイント外側から船を徐々に近づけてポジションをキープする。
見れば船団のあちこちで竿が大きく曲がってそれを持つ人が格闘している。そんな光景を目の当たりに、”これなら何とかなるべー”と見合わせた互いの表情が緩みます。

 他船と接触し、罵声を浴びたり浴びせたり。
こんな活気のある雰囲気は久しぶり・・って言うかこれほどの盛り上がりは初めてかも。
緩んだ表情とは裏腹に俄然気合が入って「仁義なき」って感じ。

 船長からの「やって下さい」を合図にいよいよ戦闘開始。
すると直ぐに左舷舳のたけちゃんに”アタリ”ところが・・”ブチン
もう、ココからは有無も言わさず船上アチコチでアタリが連発。TETSUさんちょろ松さんが1本、2本と景気よくワラサを取り込んでいくだわさ。

 どーもアタリは左舷に集中か?と思うと右舷艫でやっていたなんまるさんも何本か取り込んでる。
まさに出遅れた感のあるオレ・・トホホ。
まぁ、そんなにすぐに喰いが落ちる雰囲気でもなかったので丁寧に棚を取り直したり、餌取りも多かったのでマメに手返しを行っているとキーパにかけた竿が”
ズッどーん!”久しぶりに海面に突っ込んだ竿先をいつまでも見ていたかったんだけど・・。手にした竿からは力強い生命力が。
船上アチコチでオマツリ頻発の中では取り込むのも至難の業。なんまるさんとオマツリしてバレタかと思われた魚は今度は左舷のたけちゃんにマツってて・・。(^_^; そんなワラサは勘弁してよ状態でフラフラ上がってきました。


左舳 Click!Click!! 右舳 Click!Click!! ↑
左胴 (大当たり!) 右胴 (笑えよ!)
左艫 Click!Click!! 右艫

 なんかさっきまでより潮が緩くなったかぁ?っと思った途端に魚の喰いは急降下。
他船も同様、船団は徐々にひらき始めていつしかどの船もドッカリ腰を落とした置き竿になってました。

 とりあえず、朝の一時間ほどで勝負は決したようでオレは辛くも二本目をゲット。
個人的に魚に遊ばれ反省する事も多いながらも、船中13本はまずまずではなかったかと。(^^ゞ
何を言っても「昨日までは 良かったのに・・」の台詞で片付けられなくてホッとしたよ。
 ラスト二時間、「初島沖に行ってみますか」の船長の提案により沈黙の船団を離れ、戦いの後しばしの休息をとる。

ポカポカ陽気で文句なしですな(^^)

 初島沖では遠くにポツンポツンと船影が見える程度で、とてものんびりとした雰囲気。
ワラサはその影を潜めているのか?50mダチでは時折ビシが着底しないほどに小サバが邪魔をし、集中力を欠いてしまいました。それでも本日大当たりのTETSUさんは1kg強の真鯛を上げて文句無しのニッコリマーク。(^-^)

 ココではTETSUさん、ちょろ松さん、ビシ@バシさんが真鯛を追釣して船中三枚の彩りを添えました。
AM11:00、ワラサは顔を出さなかったけど、それぞれ心地良い疲れを感じ沖上がりになりましたとさ。





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