やられた・・・
「おたくら場所どことったぁ゛?」
常連と思われる杖をもった老人は船に腰掛けながら、挨拶より先にぶっきらぼうに声をかけてきた。
おいら:「えっとー この並びですけど。」
するとそのジジィは
ジジィ:「こんな近くにきたら
オマツリしてしょーがねーじゃねーか!
もっと離れろ!ケッ!!」
とまるで、おいらに向かって自殺行為とも思える暴言を吐いた。
おいら:(・・・船下りる時は背後に気をつけろよ!)
「あ゛いやぁ・・お客さん多かったら
つめなあかんでしょ?」
ジジィ:「そんなに来やしねーよ!離れろ!!」
おいら:「&%$#@?¥」(`_´)
朝から”スーパー”嫌な気分。(-_-;)ここまで不愉快なのも久しぶりだわ。
(も少しで、船べりから逆さ吊りにしちゃうところだったよ。)
結局、船には団体を含め常連ばかりで19名。小型のポンポン船には”ぎゅーぎゅー”って感じ・・。
気持ちを切り替えAM7:00に出船ッス。(^_^;
常連さん達は皆バケツにメゴチを数匹持参してましたが、おいら達は2匹で50円のエビ餌で通します。
エビ餌はフグやイカといったエサ取りに弱いだけかと思ってたんですが、今日の状況からするとそんなもんでもないような・・。
あはは ちょっと見辛かったね (^^;;;
前半2時間が過ぎた・・は澄み潮、しかも潮流れずエサ取りばかりで船中ノーヒット。
常連達も「居ねぇよ」とか「もう釣りきった」とか「潮が効かねー」とあちこちからぼやきが聞えるほどの悲惨な状況。この時、エサはエビでもメゴチでもどっちでも良いって感じでした。
ポイントを転々としながら最後のポイントに来た頃にはそよそよと南風が吹き、潮も少し動き始めたようでした。常連達からはここがダメだったらどうすんだぁ?もうあとがねーじゃねーか!なんてぼやきも聞えてきます。もし今日、船中丸坊主なら今シーズン4回目だとか・・・。(^^;;;
”コツン・・ブルルッ・・・”
この日はじめてハッキリとしたアタリとともに引き込みを感じ、穂先を海面につけます。少しテンションをかけながら聞き合わせるとやはり”モゾモゾ”とエサを咥え込んでる感触が・・。
間合いを取りながら海面につけた穂先を一気に上へ振り上げます。緩んでいたドラグからラインが滑る、すぐさまドラグを絞めて巻き上げると綺麗な孤を描いた竿先から・・・
ん? でも、あまり重量感がありません。
タモ取りしてもらったのはかろうじて40cmオーバーの小型。リリースするか悩みましたが今シーズン2本目だし船中一本目だったのでキープしちゃいましたよ。(^_^;
コイツはエビ餌
ところが、盛り上がりはこれからだったんですねぇ・・・
例の”クソ”ジジィが背後で騒ぎ出したかと思えば57cm、そこから続けて4本57,56,56,55cmとすべてがメゴチ餌。
エビ餌を落としていたおいらと相棒はノーぴく。囲まれるように大型が顔を出し、なんか狐につままれたような感じでした。結局そのポイントで1時間あまりの間に10本あげてAM11:00にフィニッシュ。
ほとんどがメゴチ餌でしたよ。恐るべし・・・。
本日のポイントはこちら
てなわけで”メゴチでマゴチ” これを胸に来シーズン期する事にしましたよ。