「恨・畜生 まただよ!」


海ほたるへアクアライン
この上には魚が居るんだよね多分・・・穴が空いたらどうしよう


 高い防波堤の向うで波の砕ける激しい音が・・・
そこにはどんな光景が広がっているのか?飛沫こそ飛んで来ないけれど風の強さと音から用意に想像が出来ました。

 ”海ほたる”をAM1:00に出発して港に着いたのはAM3:00を回っていた。
大きい港のわりには意外と船影が少ない千倉港の片隅に舫われた千鯛丸を確認し。4台の車を並べてしばしの仮眠、その間に少しでも状況が変わることを祈るばかりでした・・。

 どれほどの時間が過ぎただろうか、車の音で気づくとなんまるさんがその車に駆け寄り何か話しをしている。船には明かりが灯されどうやら出船は出来るようだ。
つぎつぎに車のドアが開き準備が始まった。


水平線の船が見え隠れする中、ゆっくりそして丁寧に船は進んだ


 数日前の南風から水温が低下しイサキの喰いまで落ちているとか・・。
真鯛の雰囲気にはまだ早いし、潰しが利かない宜しくない状況なわけです。これって、どこぞでつい先日も体験したような・・・”デジャブ?”

メインの「シマアジ」こればっかりは回ってくるのを祈るしかない。





 前半のシマアジ狙いは、どうやら水深35mほどのところを底から水面下10mまで、幅広く20mほどをシャクり続けるのだそうです。そんなにシャクってもコマセが上手く出せるか自信がなかったんですけどねぇ。

 普段シャクリをやらないもんでここはなんまるさんや那迦痔魔さんの様子を見ながら、事前にてつ丸さんからもらったアドバイスを参考に自分なりにアレンジしながら竿を振ってみました。
左舷舳から那迦痔魔さん、なんまるさん、おいら
右舷舳からおっきな@デブさん、Mr.Kさん、つるさん


ところが、凄いんです!




何がって? 





エサ取りが・・・。(-_-;)


 3本針に丁寧につけるオキアミが3本とも綺麗に無くなって帰って来るんです。
それも毎回、確実に・・・。(差しエサが足りるか心配でしたよ)
大きなうねりの中で竿先に伝わる微かなあたり。上がってきたのはショウサイフグの小さい奴が2ヶ・・・。

 操舵室の下にある魚探の大きな画面に目をやると20m付近には真っ赤な反応が。これがフグだとするとビシでも持って行かれやしないかと一人ヒヤヒヤしてました。
なんとかエサ取りを交わすよう遠めにビシを投入してみますがエサ取りの反応は衰えません。エサ取りの正体はなんなのか?フグに続いてカワハギ、メジナが顔を見せました。
15cm程度のメジナが上層に群れていた様で誘い上げると3本針にパーフェクトってのが何回あったことか。



エサ取りに業を煮やしたか、船はポイントを大きく西に移して再開です。

ここで最初に顔を出したのが25cmほどのイサキ。まずはお土産確保で同じ棚を攻めると潮が速く2回程度しか投入できず、強い風に手返しも悪く数が伸ばせない。よほどウィリーに変えたかったけど船長はオキアミの方が良いというのでそれに従いました。

竿おろしとしては不満の残るところでしたが・・


 潮が落ち着くとイサキの喰いも落ちてきたようで、結局15匹ほど釣ったところで、イサキも真鯛も喰わないので再びシマアジを狙いに朝一のポイントへ船を回す。


 相も変わらずメジナが元気と思っていると、那迦痔魔さんが”サンノジ”を見てからすぐの出来事・・。
水深10mほどで”ぐぐぐっ”っと力強い引き込み。大きいメジナか?はたまたダブル?トリプル?と思っていると締めたドラグから糸がゆっくり引き出されます。そこそこ竿で堪えて、手繰るを糸の先には上っ針に青い魚体が・・そして下っ針には白く輝く平べったい魚体!それがシマアジと確認できると同時になんまるさんから”シマアジだ!”の声が聞こえた時にはハリスを上に持ち上げて魚体が水面から離れたその時・・・口切れで魚は再び海へ帰って行ってしまいました。

 またしても後半に盛り上がりを見せた釣行。ピークはこの一瞬でおっきな@デブさんとつるさんが掛けて1/3という結果に終わってしまいました。
博打的な要素が高い釣りに思えるシマアジですが次回はキッチリタモにほうり込んでやるからな!


      
          良くあるうねりの光景
             波の合い間に出たり消えたり・・・(^^;;;














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