最後にもう一度・・
今だ!
そんな緊張感が・・
たとえ裏切られても、楽しく、そして心地よく
最後にもう一度、それを感じたくて
ビシを取り込み、手繰るハリスが”ふわっ”と
軽くなるあの感触を
もう一度、味わいたくて・・
最後にもう一度、久里浜に来ました。
2002年もあと一日、今日が最後の釣行です。
最後はやっぱ、使い込んだ竿でしめることにしたよ。
針の結び方、ハリスの太さ、長さ、そしてステンカンの塗装がはげたのが悪いのか?それとも・・。そんな戸惑いを感じた一年。
その迷いも、魚を釣ることで払拭された。そう、やはり魚が教えてくれたのかも知れない。
東京湾での自己記録を春(1.6kg)そして冬(3.0kg)と着実に更新できた。
3kgなんて大したこと無いと思う人も居るかもしれないけど、おいらにとっては東京湾でしかも通った船宿で釣れた事がとても嬉しかった。
そのやり取りをゆっくり楽しめたこと。今でもあの海面に突き刺さった竿からラインが引き出されてゆく光景が目に浮かぶし、底に貼り付くような重量感がなんとも心地よかったのを忘れていない。
師走の声と同時に遅らばせながらイナダと入れ替わるように真鯛の群が固まり数釣りが始まって一ヶ月。今年最後の釣行は思いのほか良い釣果に恵まれたよ。
「くるぞ!」
来年もそんなワクワクする釣りが出来たらいいなぁ。
今年一年間、お世話になった皆様ありがとうございました。
どうか来年もよろしくお願いしますね。