なんとか・・(^_^;

 師走を待たずして無事、真鯛様と再会を果たすことができた。
5月に時化の御前崎で手にした真鯛以来・・いや正確には7月に房総でイサキと間違え上げてきたリリースサイズの”チャリコ”以来・・その力強さと美しい魚体、そして香りが・・・。



 予報悪く、あわよくば久里浜で真鯛?なんて目論み出かけてみたところ、先週からのイナダフィーバーで次から次に”イナダ”って言いながらお客さんが・・。気がつけば宿の看板もマダイからイナダに変わってたよ。(^^;;;
結局、イナダ乗合で釣り人13人を乗せて白波の海原を久里浜沖へ。

猛獣の横にて・・(^^;;;
反応があっても喰わないもどかしさ・・(-_-;)

 朝一、上げ潮の淀みから始まる”魔の週末”・・この船団だと1時間ほどが勝負なんだろうか、結構広がってるのが気になるところ。

 開始から暫く、他船でポツポツ取り込まれるも右艫に釣り座を構えた今日は潮上になって分が悪いか全然アタリがないのだ。なんか、嫌な予感。(-_-;)
今日はしきりに「コマセを撒けぇ〜」と煽りを入れる船長の心中をおいらは知ってたのよね・・。いひひ
実は船長、朝の慌しさに弁当を買うの忘れたらしいのよ。その後もしきりにお客を煽り続けたけど、この日はイナダも機嫌が悪かったらしい。
冗談はさておき、喰ったのは朝の一瞬で、その後は反応があっても一向に口を使わなかったよ。



今日のポイントはこちら

 やがて潮もいかなくなり、強い北東風で上下する艫から仕掛けを下ろしてると船の上下だけで仕掛けがクチャクチャになったりして。(^_^;
ただでさえ、動きの悪い船上は皆沈黙・・思惑が外れたらしい。

それでも、一人真面目にコマセを撒き続けたご褒美か?イナダを一本追釣して上げ潮へと変わる時合へと望みを託す。魚探にあれだけの反応がありながら喰わないならいっそ仕掛けを換えて真鯛でも狙ってみるべ。「前日も同じ場所で数枚上がってるからいけるかもよ」って親方の話にのって仕掛けを3号7mに替えてプラス1mで今日はじめて腰を下ろす。

一息ついて竿を見つめているとイナダとは異なり、なんとも品のある動きで竿が吸い込まれた。
慌てて竿を手にしてあおりを入れてみる。タナを変えて二投目、様子を見ながら巻いてみると、今までのイナダより幾らか重量感に欠けるものの力強い断続的な手応え。どこか体が覚えているその手応えに確信しながら、楽しむ。

竿をキーパーに置いて、ハリスを手繰った時に”フッ”と軽くなったことを感じ、海面にクルクル回りながら上がってくる輝く魚体が見えた時は胸躍る気分だった。


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