港に着くと予報に反し、べた凪なのよ。 出船してしばらくはそよそよと吹いてた南風がいつしか冷たい北東に変わってたよ。忙しいほどに釣れたら尻手も要らないし、飽きて泳がせでもやる時につければいいか・・。そんな気持ちが甘かったのよね・・・今から思えば。

今日はここ最近に無いほどの喰い渋り(>_<)なんだかちまちま、中途半端に釣れてたよ・・。 アタリが遠のいて置き竿になりながら微睡んでいると・・携帯が鳴った・・・。 「５分ほどなんですが　今、お時間よろしいでしょうか？」 竿をキーパに置いたまま、風をよけるキャビンの影へと身をもたれて話していた時の事だった・・・

「ゴトッ！」（￣□￣;;;）

そんな音と共に竿が真逆さまに海の中へ　　ゆらゆらぁ〜

「モシモシ、風が強いみたいですけど大丈夫ですか？」

・・・・・ 人の気も知らずにそれからも、その女性は話し続けてたよ。

猿島も秋の装い(*^-^*)

ケッ！　電話を切ると　やるせない　怒りがどこからともなく湧きだして・・。 （落ちた直後は意外と冷静に電話で話を続けていたけど、本当はその時にすぐに仕掛けを入れると糸が吹けてるから回収できる確立が高いんだってさ。）

その後は、胴の間のototoさんの様子を聞いて舳で不貞寝を決め込んだずらよ。(-_-;)

本当に道具を大切にしてなかったのかも知れないね。 手入れはマメにしていても、一番大切な事を怠ってた。 しかも、これは奇遇か御守りと同じく二度目の失敗。(^_^; （以前、ボート釣りで落としたものと同じリールだったのよ・・やっぱり無くなる運命だったのか？）