イッテマッタ・ダッヲー

 木曜日に有給でOLMに参加して玉砕を喰らった為に戦意を喪失していた金曜日の昼下がり。ズボンのポケットに入れた携帯のバイブがブルブルッ!と。おっきな@デブさんからメールで連絡のあった「いなの丸」での泳がせ釣りの件だったのだ。
剣崎でのOLMは泳がせにしか反応しなかったが、久里浜沖ではコマセにも反応するという事で泳がせは分が悪くなる事が予想されていたが、なんでも常連さんの分、餌を用意するから一緒にやってみたらとちょろ松さんからお声がかかったらしい。
浜鈴丸の大船頭の話ではワラサが居ればアジ(餌)の分だけあがると言っていただけに興味をそそられるところだ。泳がせならのんびり構えてられそうだという事で中一日での釣行が決まったわけ。
 旗日という事もありお客の出足が早いようで、宿に着いたAM5:15頃には既ににおっきな@デブさんをはじめ8人ほどのお客さんが受付をしていた。出船の1時間15分前には竿を立てる場所も無いくらい混みあって20分前に受付を締め切り23人での出船となる。
 コマセ用の竿、泳がせ用に硬めの竿と2本セットしはじめて、ふと
真鯛の事が脳裏をよぎってしまった。「泳がせ」をやるにもコマセが効き始めて魚が寄らない事には始まらない?。開始直後の下げ潮が止まるまでにコマセで真鯛が狙えるかも?? 往生際の悪いこの考えがワラサを遠のけることになろうとは・・・。

 開始直後ハリス3号6mで水深50mほどのところを金沢八景、久里浜といった30艘ほどの船団で流し始める。右舳の2番手に釣り座を構え両サイドは「泳がせ仕掛け」のため多少手返しを少なめに様子を見ていると程よい下げ潮の時間に微かなアタリが!。ものが小型なのは間違いない。ゆっくりと上げて来たがビシを取り込む際に抜けてしまったのか?空針だけが上がってきた。よく考えるとあの穂先の動きと重量感、最後の抜け方は多分中アジではないかと・・・。
アジが居るなら両隣の「泳がせ」にも反応するはずなんだが。
船長目線
 そんなこんなしていると右舷で小っちゃい真鯛と小ぶりなワラサが立て続けに顔を出す。奴らが回っているのは間違いないようだがこれだけ乗ってて一本しか掛からないのはやはり群れが異常に小さいから? ただ、予想に反してコマセに最初に喰ったのはそもそも大きな誤算になったんだよねぇ。 コマセか?「泳がせ」か? どっちともつかずに時間が過ぎ、他船でも時折ワラサが取り込まれ始めた時においらの竿が大きく突っ込んだのだ。
慌てて手にするもハリスは3号、相手が本気になったら容易にやられかねない不安は一瞬にして吹っ飛んでしまったのだ・・・。 2度目の引き込みであえなくプッツン
「コマセ」についてる。それは確信に変わった。下げ潮が止まる間際、+1mをその後も攻め続けるが簡単にはあたらない。上げ潮への変わり目が最後のチャンスかと思いながらやや手返しを早めると差し餌に真鯛らしき反応が・・。これが原因でハリスを一気に上げられなかったのだ。昨年は3kgクラスのワラサを3号で取れていたために4号をチョイス。これが大きく裏目に出てしまった。
その後、間もなく訪れたラストチャンスは僅かにやりとりをして10mほどを巻き取ったところで本気になった奴に振り切られてしまった。無念じゃぁ〜

 風向きが変わり艫の潮になったばかりか時間が経つにつれ潮も速くなり幾度となく流し変えが行われたが終始コマセで通したおいらの竿に魚信が伝わる事は無かった。
 同じく2度のチャンスのうち1度をものにしたおっきな@デブさんは木曜日に続いてワラサをゲット・ゲット〜。しっかし、2本目は横で見ててもドラグがジージー止まらずに引っ張られておっきな@デブさんのただならぬ表情と動きからしてワラサを通り超えたブリ級だったかもしれない。
型がまばらなもののまだしばらくは目が離せないかもね。


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