ホントに脱出したのか?

 台風9号の気まぐれな動きに振り回されないように先手を打って出ることにしたのだ。
アットホームな雰囲気は船宿のホームページからも見て取れる、長井港は「儀兵衛丸」。前回のマルイカが思いもよらず好釣果だった事にすっかり気を良くして、感触を体で覚えるためにツノを新調して行ってしまいました。調子の悪かったリールも電池を替える事で完全に復活したみたいだし。

 海なんか見えなかった細い道を抜けるとそこに港が・・・。儀兵衛丸の看板を探しながらスピードを落とすと、大女将が出てきて声をかけてくれた。既に6時出船のスルメ船には思った以上にお客さんが乗って出船時間を待っていた。
乗船名簿を記入して荷物を船に置きに行く。思った以上に大きく立派な船だったので少々面食らった。「初心者は右手の艘船室付近」と書いてあったが、両艫以外はフリーだったので鉄則の?魚探近くの左舳に陣取ることにした。 マルイカ船は6名の烏賊キチ?を乗せて定刻のAM7:00に舫いを解き大女将が見送る中、出船となった。

 湾内を出てからもゆっくりと飛沫を避け、魚探をかけながら流し続ける。大きな鳥山を避けるように江ノ島「出井藤丸」に佐島の「志平丸」の3艘が気の向くままあちこちを探査するが反応が薄いのか、我が儀兵衛丸は一度も投入することなく40分ほどが経ってしまった。
あまりにも探査が長いので群れが薄く状況が良くない事は察知できるのだが、なんだか嫌な予感が・・・。
それでも投入するとアタリはあるので何とかしたいところだったのだが。おいらの左手に釣り座を構えたベテランの常連さんは渋々ながらも既に5ハイを上げていると言う。当っているスッテの色を見ながらいろいろ取り替えてみるが、おいらはやっとのことで1パイを手にするに留まる。 やはりアタリはあっても乗らないもどかしさがこの釣りの面白いところ?

 前半戦の3時間を過ぎて、バケツの中にはマルイカが2杯。残り3時間で×2となっても4ハイ。でも、前半以上に悪くなる事は考えにくいので良い群れに当たる事を期待して挑んだ後半戦・・・。

 硬い竿でも海が凪いでいれば明確にあたりがとれるのだが、竿の硬さでイカがスッテを放してしまうのか?とにかく、アタリだけなんだよねぇ〜・・・アタリというか驚いてスッテから離れているんだろうなぁ。特に着底直後が圧倒的に多い。 墨を吐くとそこに居るイカは皆、警戒してしまうのだろう。 墨が付いたり、身切れしてゲソだけ付いてきたり・・・。
その後、濃い反応で順調に数を伸ばすが、2点掛けは1回きり。圧巻は青物を思わせるずっしりとしたアタリも3m、5m、10mと
巻き上げる毎に軽くなり、墨が2箇所にゲソが2箇所・・・恐るべし!(-_-;)
水深は30〜40mだから慎重に巻いても余り苦にならない程度だけど、なんとももどかしい。
好調なのだ!
 常連さん曰く、普段はこんなに移動しないとか。先週50パイ獲った時も最初の2時間ほどで入れ掛かりだったそうで、今日はかなり悪い状態だとか。・・とか言いながらこの常連さんしっかり36パイで竿頭になられてました。

マルイカってほとんど誘わないんですね。時折大きく竿を煽ってスッテを動かしてアタリを待つ。これだけ・・・   竿が柔らかければなぁ・・・(-_-;)
イカ刺し・バリウマ!!
 今回は群れによってアタリヅノが違う?って言うか棚?? なんともまとまりのない感じでした。常連さんが立て続けに「」に乗せてるから下から2本目に入れたけど反応なく。一番上の「&白」に来たりと・・・。 意外と棚の幅も狭いみたいだから次回はも少し間を詰めて効率よく攻めてみよう。


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