マゴチ釣りは生き餌での釣りとなるために、餌となるメゴチを釣ってからマゴチを釣る場合と船宿が用意したエビを餌としてマゴチを狙う２パタンでさらに港によって半日船や一日船の２パタンがあるようだ。今回、エビ餌の半日船でお世話なったのは金沢八景は「弁天屋」。 エビ餌は別料金となり餌取りなどで消耗する事もあるので、自前で喰い込みも良さそうなハゼ餌を持ち込むために金曜日のPM10:30に出発し環八の上州屋の自動販売機で青イソメを購入して平和島付近の運河に向かうはずであったのだが・・・。
＞大物 なんか赤くない？
＞相棒 大丈夫・大丈夫！ あれぇ？
＞大物 ひょっとして売り切れ？
＞相棒 ・・・
＞相棒・大物 今から帰っても寝れるな
その時、突然フラッシュバック！246上り沿い(溝口付近？）にマニアックな店が遅くまでやっていたような・・・時計はPM11:00を回っていたのでとりあえず行ってみると週末はAM3:00まで営業という事で無事餌をゲット出来ちゃったんですよ。 予定を一時間ほど遅れること餌を釣るために京浜運河に向かったのであります。暴走族で賑わう流通センター付近の橋の下で早速ハゼ釣りを始めたものの5cm〜23cm程度のセイゴと蟹が邪魔をして本命のハゼは思うように釣れ無い上に異常に蒸し暑く、蚊に刺される最悪条件の中AM3:30までやってようやく15匹程度を確保。
もう今日はこのまま帰ろうかと言うような虚脱感の中、目黒通りを経て第三京浜へ、この時間だと工事や事故でも無ければスイスイなわけでAM5:00には港についてしまいました。
ところが！ 船宿は釣り仲間に紹介してもらったんですが夜メバル・キス・アジ・イサキ・・と並ぶ現在の釣りものを書く看板にマゴチが見当たらないんでっす。そう言えばこの付近の「あさなぎ」では7月1日からと言っていたし・・・かなり青ざめてしまった。
駐車場に来た常連さんらしき方に話を聞いてみると「マゴチもやってるよ」ってなわけで一安心なのですが、早めに現地入りしてひと眠りするはずが一睡もすることなく出船準備。船上には続々集まる電車組みを含めて12名。船長用のキャビンも無い年季の入った小型船は小雨が降り始めると同時のAM7:00に出船となったのであります。
運河を進むこと10分ほど八景島が見え始めたところに沈めてあったエビ餌の籠を拾ってポイントへは更に５分程。八景島から南東の水深７〜１２ｍと行ったところでしょうか１〜２ｍほどの起伏があるために誘いとあわせて30秒に一度くらいの割合で棚を取り直すようにマゴチ初心者として常連さんに指導して頂きました。ちなみにここ弁天屋さんでは１本竿で竿受けの使用は禁止だそうです。
雲行きは怪しいものの風、波はなく開始早々おいら達と同じ初心者でご年配の方に30cmほどの本命が・・ 素早いやり取りがキモのようで船長がタモ取りに走ります。
意外にも次から次に淡々と本命のマゴチが上がってゆきますが、おいらと相棒には反応なし。最初の１時間ほどは左舷にアタリが集中したような艫を中心に舳から艫まで既に坊主なし。
すると相棒が竿先を海面に穂先を落としてタイミングを計って待つ事５秒ほど。しっかりと針にはかかったのだが・・・これは「鮫」。
ハゼ餌を持ち込んだものの序盤を見る限りどう見てもエビ餌が調子良さそうで、既に1本をゲットした相棒に促されてエビ餌に変えてみるとようやくおいらにもアタリが・・・(-_-;)
1mほどの鮫でした。どうも鮫を釣ったのはおいらと相棒だけだったかもしれない。
雨も強くなったり止んだり・・・船は浅めのポイントと深めのポイントを数箇所流し変えて順調に数を伸ばしている。右舳に釣り座を構えた相棒も９時ごろ全体のアタリが止まったものの終始コンスタントに数をのばしてあわよくば竿頭の勢い？。鮫やイカのアタリも交えて生き餌釣りを堪能できたようだ。
考えてみれば〆もしないでバケツに放り込んでおいたもんだから魚は全部孤を描いて曲がってしまったけど全て40cmオーバと型もそろって初めてにしては上出来すぎる釣果だよな。
相棒曰く流しの上に居たほうが確率高いだろ！上座で全部釣っちゃうから・・と右舳の隣りに座ったおいらへの同情のような気もするけど振り返ってみると相棒が釣った分、右舷のお客は数が伸びなかったような・・また、左舷は前半舳が後半は艫側と言った感じで喰い気があれば上座が有利だったと言えるのかな？
正直こんなに釣れるものなんだという実感と前アタリ後の竿のあおりで魚が乗って竿がしなるか、しならないか・・それを見るのも面白かった。（負け惜しみだけどね・・・)
