手ビシで「ビシバシ」!・・・

 前日のコマセ真鯛で魂の抜け殻と化したはずだったが・・・夜更け前のAM3:30、主のいない第18いなの丸の横に舫ってある第16いなの丸に乗り込み、惨敗を忘れるべく気分を入れ替え手ビシで早朝アジに挑戦するのであった。

 第18いなの丸の操船室

 昨年の夏に初めていなの丸を訪れた時に乗ったのもこのAM4:00出船の早朝アジだった。朝の暗いうちは魚の活性が低い事もあるので安定して数が釣れる訳でもないので一抹の不安がよぎるが丸ボーズを喰らうことはまず無いだろうと背水の陣で挑む。とりあえずは今晩の塩焼き・刺身が3人分確保できればそれで何も申しません・・・。

 早朝船は10名ほどで港から10分ほどの猿島付近でアンカーをうつ。一斉に手返しよく皆がコマセを振るが薄暗いのも手伝って反応は薄い。すると船長、僅かだけどすぐにポイントを修正。するとアジが釣れ始めた。まさに崖っぷち?おいらは1ヒロでコマセを撒いて1ヒロで待つを繰り返したが、あたらない。右舷で釣っている他の三人は多点がけには及ばないものの入れ食い状態。あれれ?と思って少し棚を下げてみると「ぷるぷる」手にする糸からダイレクトに伝わる魚信に興奮。水深約20mほどを漁師気分で糸を手繰った先には本命のアジが。それからは入れ食いとなり1時間ほどで40匹程度を確保するとピタッとアタリが遠のいた。

 猿島

 アタリが遠くなるのは何かに怯えて群れが抜けたのか?船長はアンカーを上げてポイントを移動した。すると今度はアンカーを打たずに流し始めた。水深は30m程度、疲れの出始めた手ビシには少々きつくなる水深かな。竿釣りのお隣りさんは早々に型のいいアジを2点、3点を豪快にかけているではないの・・・どうも最初のポイントよりもこちらの方が型が良いようだが流し釣りの為か先と同じ棚では獲れずに探りを入れるが30mという水深が手返しの妨げとなり数を伸ばせなかった。
 ダイレクトに伝わる魚信とともに50匹のアジをおみあげに朝の海に別れを告げ帰途に着いたのでありました。

 小さくても美味いんです。

型は小さくとも鯵はしっかりした東京湾の金アジ。も少し浅くなったら多点がけの練習と干物つくりにトライするのだ。



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