どうなってるの?・・・

 出船前に船長から仰せ付かった丸秘作戦に胸膨らませ前回お世話になったKAWAGUCHIさんのお隣り右舳に釣り座を構え、船は下浦を目指した。剣崎沖へは早出船が引き上げる時間を見計らって向かうとの事、くれぐれも丸秘作戦を忘れないようにと。ここのところ剣崎沖も下浦もポツポツ調子が上がってきている様子だったので否応無しに期待が高まっていた訳ですが・・・
 下浦のポイントに着くと船は全く居なかった。剣崎の船は全て剣崎沖へその他の船も剣崎沖へと出ているのだろう。大船団を見ながら釣りをするのに飽きていたおいらには丁度よかったのだが、いかんせん魚の方はご機嫌斜め?船長はいつになく何回も船を流し換え広い範囲を探っていた。しかし、結局下浦での3時間に誰も鯛の顔を拝むことは出来なかった。業を煮やした船長は時間にはまだ早いけどと剣崎沖への移動を決断。時間をかけてゆっくりと剣崎沖を目指した訳だが・・・
 いつもなら?城ヶ島東の剣崎沖に集結している大船団が見当たらないのだ。あれれ?と見回しているとそれらしい船団は東京湾を挟んで対岸の千葉県側に展開しているではないか。なになに??乗っ込みってそっちから始まるの?ってな感じで船団に眼を凝らす。

 あれれ?

 
 ゆっくり、ゆっくり船団に近づいて遠巻きに船を着けて再開したのがAM11:30。船団を見れば魚の活性がよくないのは見て取れる。おそらくAM5:00から2時間の間に勝負がついて、その後は惰性でやっていたに違いない。やがて、剣崎出船の船がぱらぱら帰り始めると船は次々とポイントを流し変えて、ついに丸秘作戦開始の合図が出た。ハリスは4号・・・・・

PM12:00を、回ると大船団は完全に解散し取り残されたかのようにまばらに船が流していた。他船で4号ハリスを切られたというアナウンスも虚しく、手返しを繰り返すも差しエサの状態を見る度に何度、棚を下げようかと考えたことか。「丸秘作戦は全員でやるんだよぉ〜、みんなキッチリ合わせなきゃ駄目だぞぉ〜」って言われてたから魚探で棚がばれて名指しされるのも嫌だったし、宝くじにかける気持ちで丸秘作戦を遂行するもあえなく・・・

 これはもしや・・・

 「共同トイレの鍵を持って出たら釣れない」というジンクスがあるか知らないが、終了間際になんとか船中1枚真鯛の顔見て沖上がり。乗っ込み宝くじはとりあえずキャリーオーバーと言う事で剣崎においらの魂、置いてきました。
「丸ボーズ」は久しぶり・かな? 



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