キス釣りは中止・・なのに何故?・・・

 春は短い周期で天候が変化するのは止むを得ないが、予報は日を追う毎に怪しくなり前日には極寒で雨またはとの予報...マルソータさんの企画で北下浦港は「拓郎丸」さんからのキス釣り仕立てのファミリーフィッシングの計画は船長からの勧めもあり見送ることとなったのでした。春休みの最中、期待していた子供達はがっかりしたかも知れないけど良心的な船長の言う通りにしたのは正解だったかも。

 普通ならここで諦めておけばよかったのでしょうが・・・剣崎、久里浜ともにこのキス仕立ての日程が決まるのと時を同じくして真鯛の活性が上がっていたものだから・・それに騙されたおいらが悪いのは・・・言うまでも無いのですが。往路の車中で同行したおっきな@デブさんと思ったほど寒くないですねと話をしたのもあながち間違いではなく最高気温は夜中に記録した5度で最低気温は日中の2度 何もこんな日にと言うぐらい季節外れの寒さで、おまけに冷たい雨が終始降り続ける寒い一日に京急大津・いなの丸の船上には16人のお客さん・・・・恐るべし釣り、いや真鯛への情熱。

 予報では雨は午前中にはあがる?はずだったので前半は我慢の展開かと思ったが雲が薄くなっては厚くなる、雨が小降りになったかと思うと強く降り出し、雲の隙間から薄日がさすかと思えば北風が強くなりと、一向に天候は回復する兆しを見せないまま辛抱の釣りは続く。
途中、左舷胴で1kg、2kgサイズが出たようで大型の期待を抱くも雨が降り続く船上で昼食のおにぎりも頬張る気にもならず、風が強く手前マツリが増え、解こうにも手がかじかんで言うことを効かず解くことすらままならない。餌をつける手もままならず苛立ちばかりが・・・魚信でもあればまた違うのだろうが、海の中も全くやる気を感じらない厳しい状況。

 雨が小降りになったかと感じた昼前であろうかこの日初めての魚信を穂先が感じ取って竿を手に取るが型はなさそう・・うねる右舷ミヨシで慎重すぎるほどに丁寧に上げてきたのが下の鯛めしサイズ。

この1枚だけでも救われた気が・・・ 

 終盤戦の1時を回った頃だろうかこの日2度目のしっかりとした穂先の突っ込みを確認したが真鯛ほどの勢いを感じず竿を手にするとずっしりとした重量感。時折、突っ込みを見せるものの真鯛とは半信半疑?もし、真鯛だとすれば2kgクラスの期待を抱きながらうねりを交わしながら1枚目よりも慎重に水深90mから上げてきてハリスを手繰ると・・・1m程度の「め〜さ〜」(サメ)でした。これには全身から力が抜けて今日はもう終わりかなと諦めながらもビシの投入を繰り返したがやはりかなりの寒さが船上全員の根気を吸い取ったか、15分ほど早い起き上がりとなりましたとさ。



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