小春日和の平日釣行?!

 気が付けば年度末。年間の有給取得が8日で12日の切捨てとなってしまう。有給を切り捨てるのは慣習と言うか止むを得ないことであるが最低限10日は取得したいところだな。というわけで滑り込みで今月2度目で合計9日めの休暇取得を申請して挑むは京急大津・いなの丸のコマセ真鯛。仕事の方もそれほど余裕があるわけではなかったので前日まで迷ったが平日で天気も良さそうだし小春日和の船上でのんびり大物を狙うべく強行することにした。

久里浜沖90m 

 ところが、前日までの小春日和に対して当日は薄曇りで肌寒い。釣り座は初めての左舷大艫。とはいえやはりお客さんも4人と少なく釣り座はあまり関係ないかも知れない。とりあえず有利とされる釣り座だけに顔を見ることが必須条件となるわけで自らプレッシャーをかけた事に気づいた時にちょっぴり蒼ざめたりもしたのであった。

 開始後1時間はいつもと同じく餌捕りの反応も少ないようで船長からもしっかりコマセを撒いて魚を集めるようにが飛んだ。
しばらくすると眺めていた穂先がいい感じで魚信を伝えたので手にとるとなんか違う。上がってきたのはドンコ。ここからしばらくドンコが絶え間なくあがってくるようになる。そもそもドンコは水温が低い時に群れで回遊するらしく船上のあちこちでドンコが引き上げられ海の上にぷかぷか浮いている。
せっかく休んで、大艫で釣りが出来るのに運がないと言うか・・・
しばらくドンコを釣り続けて群れが抜けたのだろうか反応が少なくなったかなぁと思ったら
根がかりを思わせるような不信な穂先の動きに竿を手にするとただひたすら重い。が、根がかりではない。ひょっとするとごみ?かとも思えるが時折、生命体の力を感じ90mからゆっくりと姿を現したのは1m程のサメ。これってひょっとして典型的な「
」パタンに入っているのではないだろうかと不安になる。

 少し早めの昼食をとって後半戦に勝負をかけようと目論んで穂先を眺めていると「ツッン」と鯛らしき鋭い魚信。
慌てて口にしていたおにぎりを置いて竿を手にする。小型であろう事は容易に推測できたが状況が状況だけに慎重にやり取りして上がってきたのは25cm程度400gだろうか。なんと針は呑まれていた。ここで棚を−1mから±0に補正して仕切り直し。コマセを取りに船のミヨシに行くついでに他のお客の様子も覗いてみるがアジが予想以上に上がっている。棚が違うのだろうか10枚程度上げている人もいた。真鯛の方はやはり出ていない様子。
 

 棚を調整してからアジが混じり始めるものの無事取り込めたのは結局2本だけ。結構手応えのある中大アジクラスで慎重にやりすぎるのか以前からアジのばらしが多く非常に気になっているだけに気をつけなくちゃなぁ。
と言う訳で結局のところ真鯛・2、アジ・2と平日釣行の割には寂しい釣果だけど朝のスタートが悪かっただけにとりあえず形になったのではとホッとした。

 相変わらず型を見れないのが歯がゆい今日この頃・・

 
 今日は単独釣行で常連さんも知った顔が乗っていなかったので一人孤独に釣りに没頭出来たので満足の行く釣行となった。来年度からもコンスタントに有給休暇をとって楽しみたいものだなぁ。

 小さくても鯛・・・



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