なになに?・・・居るんじゃない!

 今日の目的は「船上でカップラーメンを食す事」と「黒ムツを獲る事」と「のんびりする事」といった欲のない?と言うか、それじゃぁ真鯛乗合いじゃなくてもって、話もあるが・・・・自信のない釣行となりました。お宿は常宿になりつつある京急・大津の「いなの丸」から懲りずに「コマセ真鯛」なのだ。釣友パートナーもお馴染みのおっきな@デブさん。目的を果たす為に魔法瓶を持参し途中のコンビニでカップラーメンを選択し万全の体制。

鳥五目・スパイシーなスープに具だくさんがいけました。 

 春一番が吹いたあとすっかり真冬に戻ってしまった感があり、かなりの冷え込みにお客の足も鈍いのか?真鯛船は常連の「コンさん」と「社長」とおいら達の4名での出船となりました。おいらは右ミヨシ、おっきな@さんは左ミヨシに釣り座を確保してAM7:00の出船。ここのところ上潮の時しか喰ってこないというのに下げ一辺倒の時間帯にに挑んでも、よい結果が出る訳もなかろうと..更に、ここのところの釣果の落ち込み方と言えば船上が4人と寂しいのも判る様な気がする。でも!おいら達の今日の目的は鯛を釣る事では無いのであるから関係ないのだ。
案の定、久里浜沖90mのポイントでは「餌とり」の活性さえも鈍らせているのか仕掛けを何度上げてみても餌は残りっぱなし。周りを見ると他の船団は若干浅めのポイントを攻めている様子。ふーむ・・まぁ、これならのんびり穂先を眺めていられるってゆーもんよね。棚はハリス分きっかりで押し通すのである。前半2時間ほど全くのあたり無しで過ぎようかとした頃に小さなあたりがありましたがこいつはアジでした。アジも薄いのか、たまぁーにしか喰わない。第一の目的であるカップラーメンを食べるという使命を果たした頃に、はっきりとしたあたりが穂先に現れた・・・竿を手にしてすぐにそれほど大きなものでない事がわかった。また、アジかな?と思いながら電動で巻き上げると、なんと!小ぶりながらも久しぶりの「
真鯛様」・・無欲の勝利といったところだろうか..バケツには赤いアジ?とアジが・・・・

中アジと同じ大きさの真鯛様・鯛めしにて頂きました 左艫の「コンさん」が3kgクラスをあげたと船上が活気ずくが海の底は真冬。後続は少ない・・・・
棚をハリス分からハリス−1m程度を積極的に攻める。餌とりが増えてきたのかえさは時折無くなっている。コマセの捲き方などに若干の変化をつけながらハリス分に戻したところすぐにあたりが・・結構しっかりとしたあたりだったが真鯛ではない。型のいいアジかと思うと途中から軽くなってきた。船べりでハリスを手繰るとそこには今日のおいらの本命「黒ムツ」が!どうしちゃったんだろ、とりあえず今日の目的は全て達成してしまった。あとはのんびりするだけ?

 黒ムツ

 外道のはなったれ「メダイ」は身の危険を感じると魚体からぬめりを出す性質の悪いお魚。メゴチなども同等の特徴を持つがおいらが手にしたのは1kg以下とはメゴチに比べりゃぁ取り扱いにくい大きさで、プルプルはねるとぬめりも飛び散るわけで針を外すのも腰が引けて・・・成魚の大型は刺身も美味いらしいがこれ位の大きさはフライ程度にしかならないとは船長談。しっかりとぬめりをたわし等でこするか新聞などに包むなどしないと帰宅後のクーラは鼻水だらけになってしまうとか・・・とりあえず、一度は食べてみないと言う訳でしっかり新聞紙にくるんで持って帰ったところぬめりは完全になくなっておりました。
それにしても「まだい」と「めだい」一文字違いが大違い、でも機会があれば大型メダイの刺身でも味わってみたいもんだ。

  

 結局、久しぶりの真鯛は半身をお刺身に、残りを鯛めし、アジ・黒ムツは塩焼きで、メダイは煮つけで頂きました。黒ムツの塩焼きは美味しかったにゃぁ〜、次回は刺身のとれる大きさを手にしたいものだ・・・
 
 「後10分で終わりますからねぇ〜」と船長からのアナウンスで後片付けをしながら最後の一投で棚をとってすぐの出来事だった。ガツンと今日一のしっかりとしたアタリ。うねりを交わしながら慎重に最初の突込みを交わすが90mから20m程巻いたところであえなく「ぷつっ
とハリス切れ。ハリス切れはワラサ以来の悔しい思いなのだ。考えてみれば今日は途中からGMの1.5号での挑戦だった訳で・・・逃した獲物はでかいとはいえ、1kg超サイズだったであろうから真鯛だとすれば非常に悔やまれるなか沖上がりとなりましたとさ。



TOPへ戻る