真鯛の前に立ち塞がる壁

 前回の釣行にて事故?(自己)記録の13枚を達成した事に満足してるんだけど出来過ぎだった事も充分承知していたつもり・・・釣果として数で納得するか、型で納得するか難しいところだけどとにかく納得の行く釣りができればそれはそれで・・・

 カスタムロッドのAIプラスにておっきな@デブさんが発注していた竿が完成したという事で大雪にて見送った中一週での釣行となりました。
以前は黒猫を見ると釣れないとぼやいてましたが・・ 
 いつもの通りAM5:00に船宿に着いてみるとまだ電気がついていなかった。以前にも主が寝坊したといって5分ほど遅れて走ってきた事があったのでとりあえず荷物を下ろして船宿の前にて猫と戯れ待っていた。隣の船宿にはボチボチお客も集まり賑わい始めたが、まだ「いなの丸」の主は姿を現さない。AM5:30頃だろうか常連さんが到着。なんだ、まだ来てねぇのかといって4名が待ちぼうけをくらう。10分程してから常連さんが起こしてくるわと言ってすぐ近く?まで行って、もうすぐ来るからと戻ってくると間もなく主も姿を現し一安心。でも、このちょっとした変化も縁起を担ぐ釣り人にしてみれば何かの布石だったのではと言う気もしないでもなかった。

いつもと同じようにしていても結果は違ったりもするんだけどね。

 「いなの丸」での「コマセ真鯛」の戦績は4/5で○○×○○と続いていて「赤コブ」では2/2の10割で4枚、13枚とこれより上が望めないほどの絶好調。これをいつまで持続できるかおいらの課題なのだ。それが早くも・・・・
1週前の大雪で底潮の温度が低くなったらしく、ここのところ釣果が悪いそうでアジ交じりのパラパラだそうでだ。釣り座は左舷の大艫から2番目を抑えて挑む。船で支度をしていると常連さんに今日は珍しいところに座ってるね、と声を掛けられおいらも落ち着かない。ちょろ松さんにはこの釣り座で良い思いしたこと無い!いや釣った事がない?!などと嫌な暗示を掛けられてしまった。でも潮の流れからいってもチャンスのある釣り座であることには変わり無いので虎視眈々と型を見るべく闘志を燃やしていたのだが...

おっきな@デブさん
 大艫では竿の按配をじっくり確かめるおっきな@さんのうしろ姿が天気も凪いでぽかぽか陽気。しいて言えば風向きから若干潮の向きが予想とは変わった事?
久里浜沖90mラインで開始後、しばらくして真鯛とは異なる細かな魚信が竿先に伝わるとりあえず最初のあたりは慎重に巻き上げると「アジ」が。+1mの棚で3尾あげて徐々に落とし始めるがアジもまばらに顔を出す。この時はまだまだ真鯛が釣れると信じて疑わなかった。何しろ常連さんがおいらの右で第一投目に4kg近い真鯛を上げていたんだから。

変なうねりのある海だった

 アジが混じると聞いて2本針仕掛けを用意はしていたもののアジの釣れ方もちと安定していなかったので躊躇しているとパラパラと釣れ続いて10匹ほどを確保するが一向に真鯛様は顔を出さない。おっきな@さんは前半に小ぶりながらも本命を上げていたものの後が続かず・・・何かいやぁ〜な雰囲気を感じ始めてしまった。これならアジの数を伸ばすか、活性が低い真鯛を狙いつづけるか・・・とりあえず2本針仕掛けに交換して−1mの棚から下を攻めるも「アジ」・・・船中みな釣果がよくない様子で、こうなりゃぁとぽかぽか陽気のなか試しにアジを開いて干してみたりのんびりとした釣りを楽しみ始めるも・・・・・何か虚しい。

赤コブがへそを曲げた日

そんなこんなで、結局のところ真鯛乗合がアジの乗合に化けてしまったかのような一日でした。しかし、前回あれほど頻繁に曲がった穂先を一日眺めて真鯛による反応を一度も得ることができなかったのは残念だがアジのおみあげはあるしほのぼのとして楽しかった。
      
 結局のところアジがおとなしいタイミングで集中力を高めて積極的に誘わなければいけなかったのだろうけど今日は気が抜けて?しまったようだ。まぁ、船中みな悪かったから仕方ないとはいえ、そこで釣れてこそ胸を張れるのかもしれない。ねっ、おっきな@デブさん。
アジも美味いっす!



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