本日納竿! さぶーっ


 【烏帽子】烏の羽のように黒く塗った帽子の意味。
      奈良時代以来、庶民から貴族の間で用いられ階級、年齢などによって形や塗り様を異にした。(広辞苑より)

 サザンの歌でもお馴染みの「えぼし岩」は茅ヶ崎海岸沖合いにある「うば島」という30近い岩礁からできた小島のほぼ中央にその姿を見せているだぉ。その岩礁は絶好の漁場で渡し舟などで岩礁帯からの釣りを楽しむ人々で一年中賑わっておるだぉ

えぼし岩
恥ずかしながら「烏帽子岩」初めてです・・・(^^;;;

 と、言う訳で今回は久しぶりに相模湾は江ノ島沖にやって参りました。
何しろ道具がシンプルで気楽に出かけられるエギングな訳でございます。今年はムギイカ以来すっかり烏賊釣りの虜になった感もありますが、それこそ食べても美味しいし釣行後の後片付けも楽なわけですよ。
それこそ深場の電動に比べたらエギングなんて言い方によっては子供の遊び道具のようですしね。

 今年二回目の単独釣行は事前情報収集が全く役立たず、無難に?平塚の「庄三郎丸」に行ってきました。というのも前回行ったみのる丸へ問い合わせると年内はもう出さないとか・・・城ヶ島沖へ予約出船をしていた○十丸サ○エン丸も止めてしまったようで、残るは激戦宿・・・って事情だったわけですよ。
前日の釣果もまずまずだったし、相模湾は小ぶりながらも数釣りの可能性があるとかないとか?。

 やはり正月用の真鯛船が人気のようでAM5:45に駐車場は意外にも混み合っており、船宿を訪れると真鯛船はいずれも10名ほどが受付を済ませAM7:30出船のアオリイカの方も四隅は既に埋まっておりました。何処の船宿もたくさんのお客さんを乗せて次々と沖へ出て行きました。AM7:00真鯛船の河岸払いに続いてアオリイカ、カワハギ、アマダイの船が岸壁に接岸して乗り込みます。アオリイカは客足伸びず結局6名での出船。おいらは右舷胴に釣り座を構えると、とても優しく親切そうな年配船長が一人一人にバケツを配りながら棚の取り方などを教えていました。


 船はゆっくりと江ノ島方面を目指し烏帽子岩付近の15mダチから実釣開始となります。北風がやや強く船も流しにくそうですが、2度目のアオリイカで気になったのはここの船の流しがヤリイカ並みに早いことです。
根の近くを流していると思うのですが1〜2回ほどのシャクリで船を立て直すのかと思うと違うポイントへ次々移動し、潮流と風で流しやすい場所でも探しているのかと思うとそうでもない様子。「上げて下さい」・「やってください」の言葉がやたらと連呼されました。

スミイカ
いつもは墨まみれの彼もこうして見ると可愛いですなぁ
 
アオリイカ 開始後1時間、江ノ島と烏帽子の間を行ったりきたりしながら25mダチでしょうかシャクッていた竿にずっしりとした重みが。先に左舷艫で本命が取り込まれていただけに胸が高鳴りますが引かないんですよこれが・・・。
上がってきたのはスミイカでした。
同じような場所を転々として2時間ほどが過ぎたでしょうか、船中右舷でスミイカ1に左舷でアオリ1。まぁこんなものかなぁなんて思いながら吹けたラインで棚を取り直そうとすると・・・。今度はグイグイと良い感触が伝わってきます。小ぶりながらも上がってきたのは本命のアオリイカでした。1時間に一パイずつならまずまずのスタートを切れたのではないかと内心ホッとしておりました。


 何しろ今日は寒かったです。若干防寒が甘かったにせよ出船直後から昼までは冷たい北風の空気が頬を叩き頻繁に繰り返される潮回りは太陽光を遮ったりと、とかく風が容赦なく体温を奪った気がします。
暖を取るためのポットを忘れたのも祟った気がしますけどね。それより何よりおいらも寒さを感じて体を労わる歳なのかも知れません。

 前半4時間を過ぎるとアオリイカは諦めてスミイカを狙うという事で船を西へ西へとまわし水深20〜35m前後を攻めます。潮もゆるく北風もすっかり収まり凪倒れの様相を呈してくるとおいらは睡魔で集中力を欠き、船中途切れ途切れに取り込まれるスミイカに興味も薄れ二ハイ目のスミイカを取り込んだところでお昼寝タイムとなりました。
相模湾って鏡のような海面のわりに潮が効いてたりするのかなぁ?それとも風で流れてた?何しろはじめての海だけにイマイチ良くわからなかったなぁ。
 
凪の相模湾
 まぁ、そんなこんなで2001年の釣行もこれにて終了。今年は真鯛に始まりアオリイカに終わった。その間には今年もいろいろな釣り物をいろんな人と楽しんみました。来年も一年を通じ季節に応じ、いろんな釣りを沢山の人たちと楽しみたいですね。


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