連休初日・そこには・・・

 水温が安定せずに大津沖、猿島まわりまわりのアジが不調という事だったが相棒に強要されて「いなの丸」のアジ釣りに行く事になった。
なんでもポイントは鴨居〜観音沖の水深50〜70mラインなのでもちろん手ビシは
NG。禁止なのである。
いなの丸のアジ船は手ビシ以外でやった事が無い・・・というより実はアジビシ用の竿を持っていないのだ。そこで急遽、ノブ船長所有Aiプラスのアジ竿と製作者でもあるちょろ松さんからもう一本をお借りして、まさに今回はいたせりつくせりの釣行となったのです。(ノブ船長、ちょろ松さんお世話になりました。)

 10名の団体さんが乗り込むという事もあってか船は満員御礼。後で聞けば23人で不調も吹き飛ばすほどの盛況ぶりだったんですよ。右ミヨシにはビシ@バシさんも来られて、おいらが右艫、相棒が艫二番手に釣り座を構えて、いざ・・・。
船は走水沖〜鴨居沖を過ぎ、観音沖を抜けると久里浜の手前あたりで模様を見ます。ここなら泳がせでワラサも?なんて考えもしましたが。3連休初日、早朝の道路も思いのほか混雑していたと思ったら「居るわ居るわ!」そこにはアジ釣りの船団が!!まるで剣崎の「マダイ・ワラサ」を思わせるような大船団が形成されておりましたですよ。

大盛況でっす・・・
 ゆっくりと旋回しながら船団から離れたポジションで実釣開始となりましたが、これだけ船が要ると例え23人乗っててもコマセが効くかどうか?チト不安になりますね。
 胴に釣り座を構え少々お酒を召された様子の常連さんらしき方は竿釣りが初めてのようで投入時の要領を得ず、オマツリを頻発して「釣れねぇ〜」「まただぁ〜」とごたくを並べ続けます。おいらは大人なので相棒と黙ってオマツリを解いては心の中で「バッキャーロー」と思いながら黙々とコマセを振りつづけます。
が、ここではアジが3匹ほどしか釣れず、風向きや潮の按配からか船は航路をまたいだ千葉よりに船を回しました。
そこは先ほどの大船団とは違いポツリポツリと船が浮いて落ち着いた雰囲気。早速、投入となりますがやはり要領を得ない「酔っ払い」は性質悪く、ほぼ一回投入で一組の仕掛けが失われてゆきます。やがて、型もののアジが出始め入れ食い状態となるも持参した仕掛けは既に底をつき、船で調達した仕掛けも・・・
これではどうにもならないので数匹釣っておいらは竿をたたんじゃいました・・トホホ。

 午前船での釣果に納得の行かない相棒と午後船へのリレーを宣言し昼食の出前を取ったのですが、なんでも「若大将」が事件に巻き込まれてお店の切り盛りが大変だそうで・・・。
ようやくバイクに乗ったおじいさんが交差点の向こうに見えてくると、時は既に出船時間の5分前。そのまま船どんぶりを船に持参する怪しい輩・・・。
 ノブ船長は舵を握りながら焼肉定食、相棒とおいらは船の引き波を横目にラーメンサンマーメンを喰らいながら船は午前とほぼ同じポイントを目指します。
午後船は8名でゆったりと、おいらは右胴、相棒が右艫で午前とは竿と一緒に釣り座もチェンジしての実釣開始となります。操舵室の無線からたくみ船長の声などを聞きながらのんびり午前船の憂さを晴らします。
きつい二枚潮であっても釣り座に余裕があり苦にならず、のっけから型の良いアジが釣れますが、どうも下の相棒はサバばかり??

船上ラーメンのお味は如何かな?
 午後はのんびりで、まずまずの型を20匹ほど釣って持参したサンマの切り身を垂らしてみましたがサバ・サバ・サバ・・・
まぁ、こんなもんでしょうね。日没前の4:20頃に納竿となり幻想的な夕焼けの中を帰港しましたとさ。



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