ちょいな・ちょいな?・・・

 当初は御前崎遠征の予定が、いつのまにか宇佐美のヒラメに化けてしまった。しかも、リレーでヒラメアオリイカアマダイ豪華三目仕立て。
今回はおっきな@デブさんメンバーに混ぜていただき右舷舳からTAMURAさんビシ@バシさんおっきな@デブさんと左舷舳からおいら、SUDAさんの5名で宇佐美港・輝浩丸からの出船なのでっす。

 当日未明、震度3の地震で目を覚ますとAM1:40に自宅を出発。時間に余裕を持って東名〜小田厚〜真鶴〜熱海ビーチラインを経てRUTE135で網代を抜けた。AM4:10、新宇佐美トンネルを抜けたところの山哲釣具(24時間営業)にエサを買うために立ち寄ると見覚えのある
赤い車が・・。
そこでおっきな@さんと合流して港に車を停めてすぐに準備をはじめます。予報に反し宇佐美の海はベッタ凪、ぼちぼちと周りでも出船準備が始まって意外にも賑わっておりました。
 暗く寒いうちからの出船準備がたまりません・・
 身支度を終えると程よい時間に船長が軽トラで到着。AM5:00に船に乗り込み釣り座でセッティングをはじめます。
まだ11月の中旬で防寒をしっかりしていた事も手伝ってかそれほど寒さは感じませんでしたね。AM5:30になると順に舫いを解いて、まだ真っ暗な海原へとゆっくり滑り出します。

 ポイントは港から10分ほどの切り立った山並からの落ち込み・・にしては水深15mほどの御石ヶ沢下で、緩やかに落ち込んでゆくところ。
船上を煌々と照らす明かりが灯ったまま実釣開始となりました。
以前は暗いうちからでも太刀魚やイカらしき反応が意外に多かったのですが今日は全く沈黙を保ったままで暗雲が立ち込めます・・・。
朝まずめで変化があるかなぁ?としばし気を抜いて明るくなるのを待っておりました。

 風も潮も緩く、真っ暗から藍色の空へと変わろうとする中、水深25〜35mを流したかと思えばポイントを大きく移動して根の点在する30mラインを流します。0.5〜1mほどの起伏のあるポイントで頻繁に棚をとり誘いますが魚信は得られず・・・。
薄明かりが出始めても船中ノーヒット・・・沈黙は続きます。とてもアオリイカどころではないと思われる状況の中、船長は淡々とポイントを移動しながら流し続けるのでありました。やがてイカらしき反応が出始めるのですがやはりヒラメ仕掛けではしっかり掛かりませんなぁ。5mほど巻くと「ふっ・・」と軽くなってしまうのであるよ。あせらずに、ゆっくり巻いて生き餌に抱きつかせたまま水面まで「そーっと」浮かせてくるつもりのぐらいの方が分があるのかも知れませんな。
2時間半ほどが過ぎたでしょうか手持ちに飽きてきた時に「ゴツン」というアタリに悲しき性か?いつもの調子であわせをいれてしまいまして・・・しばらくそのままステイさせましたが、イワシの尻尾の部分が喰いちぎられて上がってきました(^^; 貴重なアタリなだけに悔やんでも・・・。

久しぶりの富士山・・・
 その後、例の如くハトヤ沖へと船を回しますがすぐに移動。珍しく伊東港の目の前にいたアジ船の後ろにつけて釣り始めるましたが、こちらもぱっとしません。船長、早めに見切りをつけてこれまた珍しい川奈沖へと船を回します。
川奈沖へ移動してしばらくの事、エソとも思える激しいアタリが・・・ほどよい重量感で首を振っている様子。幹糸を張らず、緩めず穂先を下げてじっと堪えます。ゆっくりと40ほど数える間に何度となく首を振って暴れたのでエソかと不安にかられましたが完全に針掛かりしているかのような突っ込みに竿をゆっくりと上へ聞き合わせをいれると・・。
しっかりとした手応えで乗っているのは良いのですがヒラメなのか?エソの首降りに比べると重量感がありますが、ここのエソも下手すりゃ60cmはあろうかというがでるのでなんとも・・・。
慎重に上げてくると45cm1.2kg程度の本命ヒラメでした。日が高くなり船中も諦めムードが出ていただけに本命を見る事で少し肩の力が抜けました。

 初めてのポイントと言う事もあり再度ヒラメ仕掛けを投入しますが再びイカの反応が・・・。どうも、アオリイカの場合は鰯にのっても魚はダメージを受けないようですね。昨年来たときに頭の後ろを食いちぎられていたのはイカの種類が違うのかもしれませんなぁ。
定番?
餌木ってイカがのると傷ついちゃうんですね(^^;

 何度となく「すぅいー・すぅいー」というイカのアタリにゆっくり巻いたりいろいろしますがやはりどうしても途中で放してしまいます。業を煮やしてマゴチ竿に中錘8号、ハリス4号4m、ピンクのエギをセットして放り込みます。何しろ初めてのエギング、糸ふけをとりながら水深35mをゆっくりと沈ませます。潮はそれほど流れていないのか中錘がほぼ35mで着底。すばやく5mほどを巻き取ります。TVでの見様見真似で竿をシャクッてみましたが、後から考えるとちょっとシャクリが大きすぎたような気も・・2.3mの竿を海面から大きく上まで・・竿のしなりがあるにしても1.5mほどのシャクリをいれていたと思われます。
 底立ちを切ってるはずなのに根かがりのような重みが・・ひょっとしてこれが?・・・慌ててリールを巻きはじめますが珍しくABUのドラグが滑ります・・・ぎゅっとドラグを締めて身切れしないように竿の調子に任せてゆっくりとリーリング。間違いないっす。初めてのエギングで水面に姿をあらわしたのは800gほどのアオリイカ。感激デッス。
すぐに次を狙って即投入。同じように底立ちを取って・・・。あれれれれ??さっきと同じような感触が既に・・今度は根がかっちゃったのかなぁ?いやいや・・・ちょろいもんです。 船長に墨をぶっかけながらタモ取りしてもらったのは1パイ目より大きい1kgほどのアオリイカ。

45cmのヒラメにアオリイカが二ハイ
惜しくもアマダイこそ逃しましたが初めてのエギングは収穫でした(^^)
泳がせによる状況判断がズッポシはまった。会心の一撃でした。(^^)
結局見せ場はここまで、後半のアマダイは横着して独りコマセを使わず挑んだもんで一匹も上がらず。船中ヒラメを手にした二人以外はきっちりアマダイをゲットして皆さんなんとか形になりましたかね。

それにしてもエギングのアオリイカ、喰っても美味しいし、意表を突くアタリはハマッちゃったかも。

結局この日はチョット寂しく
   ヒラメ    船中 2枚
   アオリイカ  船中 2ハイ
   アマダイ   船中 7枚
      他、赤ヤガラ、カイワリ、キダイ、ハナダイ外道が多彩でした。



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