当初、19日に予定されていたOLMが中止になると、週末は天候が悪く「雪が降る」なんて事に・・・「仕事」の雲行きも怪しいので天気が悪ければ今週も、釣りをしない週末でもといった気持ちで、ウィークデーに馬力を入れて仕事をする。
 前日になっても天気予報は良くなかったが、この寒さで釣り人も少ないのでは?という事と、海自体は悪くなさそうなのでおっきな@デブさんと一緒に「いなの丸」に出向く事になりやした。何しろいくら天気が良くても海が時化たら出られないし行ける時に行っとかなきゃね。

 AM5:00の定刻に船宿に着くと2,3名のグループが既に来ていたが客足はやはり鈍いようでAM6:30に船上で支度をしていても釣り座の間隔に余裕があり9名での出船となった。
 風がない分いくらか助かるがやはりこれから暫らくは季節的に厳しいものがある。エサを溶かすために海水のバケツに手を入れると海水は暖かく感じるが濡れた手をバケツから出すと一瞬にして冷たくなってしまう。冷たくなる前にタオル拭くといくらか違うんだけどね。
 「いなの丸」での「コマセ真鯛」の戦績は3/4で○○×○と続いていて新調した竿「赤コブ」では1/1の10割これをいつまで持続できるかおいらの課題なのだ。前回の「釣り初め」にて1kgをはじめ4枚と自己記録を更新した事によりすっかり気を良くして現在「コマセ真鯛」に無我夢中なのである。
 今回は釣り座に余裕があるし開始直後の手前マツリをしないために入念な準備をしてポイントに着く。
緊張の第一投、比較的スムーズに投入が完了すると+2mで棚を取る。するとすぐに「ピクピク」っと穂先が動いてるじゃないの・・・
すかさず竿を煽ってみるとしっかりとした手応え。マイクテストをしている船長からをっ!もう来たか??と声を掛けられ、1投目にゲットしたのは400g程度の「
真鯛本命でした。
いなの丸で「コマセ真鯛」にはまって順調に結果を出しているものの、良い事ばかりは続かないだろうと今日は控えめに顔を見れればと思っていただけに「第一投」でゲット出来たのはめっちゃ嬉しかった。
 上げ潮の時間帯で艫から舳にかけて流れている事もあり、こりゃぁ行けるかな?なんて思いながら寒さにめげず、素早い手返しを繰り返すが、エサ取りも多く穂先の反応に竿を煽ると今度は真鯛とは明らかに違う手応え。流れに身をまかせて泳いでいるようだがイナダほど重くも無い。サバでもなさそうだが...上がってきたのは中アジでした。
真鯛を狙いながらアジを手にした事が無かったので嬉しい外道に更に手返しを良く繰り返すがアジも2尾でストップ、沈黙が始まってしまったのだ。
第一投で手にした真鯛が潮の変り目で喰って来ただけならひょっとしたら今日はこれにて・・・なんて嫌な感じが。

1kgクリア
 棚は+2mでの2枚目に針を飲まれたため+3mに変えて続けるが、他の釣り座でもパッとしない様子で、慌てても仕方ないのでまめにエサのチェックを心がける。
 AM10:00をまわった頃からだろうか・・
奇跡とも思える
大爆釣が始まったのである。+3mの棚で500g程度を3枚追加して、おっきな@デブさんからアドバイスしてもらった±0mで連続連続でアッという間に9枚。
自己記録4枚をあっさりクリアしてあとは「つ抜け」を果たすのみ。釣れる時の感覚(間隔)を噛みしめながら爆釣街道を爆進し続けた。




おっきな@デブさんも3.2kgを頭に順調に追釣している。
右舳から2本の赤い竿が心地よくしなり続けた。
 なんでも3kgクラス位からは三段引きという感覚よりも畳を持ち上げてくるようなただひたすら重い感じしかしないそうだ。おいらはにはまだ未経験な領域だけどね。



 PM12:00、無事「ツ抜けも」果たし棚±0mでも一段落したので握り飯を喰らいながらのんびり穂先を眺める。昼前には太陽も顔を出し、ほんのり暖かかったが大分天気も悪くなったようだ。しかし、なんとか沖上がりまでの2時間程度は持つだろう。

ラスト1時間フィナーレの時間にふさわしく奴が顔を出してくれた。朝から大きい鳥山が沸き海の中では激しい凌ぎ合いが繰り広げられている様子が空に写されていた。
 眺めていた穂先が妙な動きを棚±2mではイナダの気配があるようだったが微妙に±0から上へ上へと上げてきて1.5m程度だった...
煽る竿にはしっかりとした手応えが伝わってくる。こりゃぁイナダかな?って感触で電動リールをHiスピードで巻き上げるがドラグが滑る。ちょっぴりドラグを絞めてポンピングで70m〜30m程度まで寄せてくる。
こりゃぁイナダじゃぁないなと確信したのはその後、15m程度だった。船底を確認したかの様に強烈な引き込みとともに赤い竿が今までに無く大きくしなりドラグが滑った。残り5m、慎重に竿受けにセットして糸を手繰ると大きく横に走る姿で久しぶりに「ワラサ」の姿を確認した。
おっきな@デブさんにタモ入れしてもらったのが下の2.9kg季節はずれの力強い手応えを堪能。その後も真鯛を2枚追釣しクーラーに入りきれないところで丁度、沖上がりの時間


そんなこんなで、結局のところにぎやかで初めて大爆釣なる体験を出来て。寒さも吹っ飛ぶといった感じだった。でも、こんなに早くツ抜けを果たす事が出来るとは。
この記録を塗り替える日がくるのだろうか?



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