≪飛鳥昭雄の大予言年表≫
推定の根拠

※注 この推定は、『大真実』を書いた当時のものです。
    引用箇所の下線部分は、強調のために新たに引いたもの。

    


それでは、「大予言年表」に書いた年代が飛鳥説の研究による妥当な推定である事を示すために、『大真実』と飛鳥作品を照らし合わせながら、その根拠を述べたい。

まず、飛鳥氏はノストラダムスの予言詩を解釈し、「獣」(シーレン)として予言されている人物が、一九九九年八月に世界政府を樹立して世界に君臨すると、作中で述べている。(『大真実』P189,『ムー』194号,「予言解釈成就の裏技」参照)

そして、同様にノストラダムス解釈から、「獣」が二十七年、世界に君臨するとも述べている。(『ムー』194号P50)

また、「獣」が豹変し、自らを救世主と名乗り、エルサレムの神殿に入って現人神として恐怖政治を行うと述べている。(『1999ノストラダムス世紀末の大恐怖!!』P285〜286)

「獣」が救世主を名乗るというのは聖書予言を元にしており、飛鳥氏は聖書予言を元にしてノストラダムスの予言詩を解釈している。そして、聖書予言研究では普通、「獣」が救世主を名乗ってから三年半後に終末が来ると、黙示録やダニエル書などから解釈されている。
そこで、僕は『大真実』において、このように推定した。

「具体的にそれが何年頃なのかは述べられていないが、“聖書預言体系”から推定する事ができる。飛鳥氏によれば、獣は二十七年間、世界に君臨するという。すると、彼の支配は二〇二六年八月まで続くらしい。また、ダニエル書には神殿に『荒らす憎むべきもの』が立てられてから三年半後に終末が来るとある。そうすると、二〇二六年から逆算して、獣が現人神になるのは二〇二二年頃という事になる」
(P195。計算がズレているのは、後述するが、獣が滅びるのを二〇二六年五月十日と推定したためである)

このように、飛鳥氏がその年代を述べていない事、それが僕の推定だという事がことわられている。ただし2026年という年代については、飛鳥氏も『ムー』194号P50において、「恐怖の世界政府が誕生する1999年から少なくとも2026年まで続くのだ!」と書いている。

また、『ミシェル・ド・ノストラダムスの未来記』には、「『獣』である反キリストが、世界を支配するのは42カ月間しか許されていないとなると、27年間の中の最後の42カ月間で、獣が登場することになる」(P462)とある。
(ただし、この本は飛鳥氏が監修で、モーゼス・ベン・ヨハイが著者とクレジットされている。だが、全く同一の文章が、『アスカ・ファイル5』P265、『AFS2』P253にある)
これらの点から、以上の推定は何の問題もないものと言える。

では、残りの推定の根拠について述べたい。飛鳥氏は、新しく木星から第13番惑星が誕生し、七日で地球に到達すると、その作品で述べている。(『少年ガンガン』’94,7月号、『地球大壊滅の大恐怖!!』P259など)

また、この第13番惑星が地球に接近した時、ポールシフトが起こり、すさまじい大地震(「地球的規模のカタストロフィー」、「大規模な地殻変動」‥‥『ムー』163号P61)が起きると述べている。(『ムー』144号P62〜63参照)

そして、その巨大な地震が起きるのは、中国軍がヨーロッパとイスラエルに攻め込む、世界最終戦争ハルマゲドンの頃だと述べている。(『ムー』144号P62,『1999ノストラダムス世紀末の大恐怖!!』P289,295参照)

また、その第13番惑星が電磁嵐で大地を焼き(『1999ノストラダムス地獄のX−FILE』P151)、「そのとき、滅びの場所に立った多くの人々は、ハルマゲドンの猛火と第2の太陽から伸びた炎と炎の舌で、まるで炉の中に入れられたように消滅する」(『ムー』144号P63)と書いている。(『大真実』P203)

さらに、史上最大の大地震と巨大な雹(ひょう)の落下が五月十日に起きると、飛鳥氏はノストラダムスの予言詩解釈から述べている。(『1999ノストラダムスの大真実』P192,193)

一方、聖書(黙示録)では、最終的に史上最大の大地震が起き、同時に巨大な雹が降るとあるが、イエス・キリストの再臨はそれと同時か、その直後とされている。そして、それらは普通、ハルマゲドンの時に起こるとされている。また、「獣」の支配は再臨の時に終わる事になっている。
そして、飛鳥氏は「獣」の支配は二〇二六年まで続くとしている。(1999年に世界政府ができたとしたら、その終わりは当然、二〇二六年になる)

そこで、これらの事から、第13番惑星の地球接近とその時の電磁嵐、及び史上最大の大地震の発生を、二〇二六年五月十日と推定したのである。(『大真実』P204)

『大真実』ではこのような推定の根拠は簡略化して記してあるが、それは限られた紙面で飛鳥氏の説を引用したり、聖書解釈について説明したりするのが困難だったからである。
また、この箇所では再臨については直接述べていないが、「聖書によれば最終的に史上最大の大地震が世界を襲う事になっているが」(『大真実』P204)という一文から、それが黙示録にある再臨の時の大地震であることが明白である。
ここで再臨について述べなかったのは、文章の流れという点や、あの本であまり宗教的な事を書かない方がいいという配慮があったためである。(再臨については同書P209で軽く触れている)

では、他の年代の根拠についても、簡単に説明したい。

第13番惑星が生まれる日を二〇二六年五月三日と推定したのは、その誕生が地球接近の七日前だと飛鳥氏が書いているからである。(訴状ではそれを五月十日としているが、誤りである)

また、北極の穴(底なしの淵の穴)から十支族が現われるのを二〇二五年十二月と推定したのは、飛鳥氏が黙示録を根拠に、彼らが五か月間人類を苦しめると書いているからである。黙示録からはその五か月間の後、ハルマゲドンが起こると解釈できるので、二〇二六年五月から逆算し、それを二〇二五年十二月頃と推定したのである。(『大真実』P204。少し余裕をみている)
さらに、十支族が地球内部から脱出するのは第13番惑星によるポールシフトが要因とされている。

なお、年表で「獣」が変貌するのを二〇二二年十一月と推定しているのは、「獣」の支配の終わる二〇二六年五月から、その恐怖政治の期間である三年半を逆算した結果である。

三〇〇六〜二六年に再び戦争が起きるという推定の根拠は、「獣」の支配が終わってから千年間、神に支配された世界(至福千年王国)が続くと聖書にあるが、飛鳥氏がその終わり頃の二十年間に戦争が起きると書いているからである。(「福千年(月の栄光)が終わる頃の二〇年間に再び戦争が起こる」‥‥『1999ノストラダムスの大真実』P225)

また、その至福千年王国が終わってから最後の審判がなされると聖書にあるので(モルモン教でも同様の教義)、それを三〇二六年五月と推定したのである。(『大真実』P210,211参照)

以上で、僕がそれらの年代を推定した根拠について説明できたと思う。これらは全て飛鳥氏の作品を元にしており、従って、飛鳥氏の説に対する正当な研究であると言える。また、それが僕の推定である事は文中でことわっており、著作者人格権の侵害ではない事が明白である。


僕が『大真実』でこのような年代の推定を行った理由は、研究者として飛鳥氏の作品中の予言内容を明確化し、一つの目安とするためである。宗教が関わってきた理由は、飛鳥氏の著作物の中に多くの宗教教義が存在しているためである。イエス・キリスト再臨についても多くが語られており、飛鳥氏の予言解釈の中でも、特に重要な部分となっている。
飛鳥氏はその作品中において、近い将来に世界大戦や天変地異が起こり、ハルマゲドンの後に最終的な終末が再臨によって起こり、人類は火で焼かれてそのほとんどが死亡すると書いている。(『大真実』P173,205)
このように述べられた時、それがいつなのかを知りたいと思うのは当然の気持ちである。また、その推定の目的は、このような破滅的な未来観、終末論によって不安感をあおられた読者に目安を提供し、それにより安心感を与えたいという所にある。一つ一つ予言が外れていけば、このような終末論によって混乱させられ、あまつさえモルモン教に入信する読者も減っていくだろう。

布教をすることは自由である(信教の自由で布教の自由も認められている)。それは言論の自由の問題だ。――しかし、それに対して批判をする事もまた、言論の自由により許されているのである。

信じる信じないは読者の自由である。しかし、読者がそれについて判断を下すためにも、情報が必要である。
≪飛鳥昭雄の大予言年表≫は、“飛鳥予言”について読者が判断を下す、一つの目安として書かれたのである。

(終わり)




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