予言解釈成就の裏技
(SPA!インタビュー)
結局、予想通り1999年8月11日には何も起こらなかった。 7の月も、もう終わりである。 今回もまた、飛鳥予言は外れたのである。 ‥‥しかし、今回の「外れ」は、今までの「外れ」とは違う意味を持っているはずである。飛鳥氏の予言解釈にとって、1999年7の月は特別な位置にあったはずだ。 1999年前後の大戦争、世界政府、ハルマゲドン‥‥ 全てが、1999年を目安としていた。 その予言が外れたという事は、残りの予言も根拠を失うという事であり、飛鳥氏の予言解釈全体が的外れだったという事を意味しているのである。 飛鳥氏は『SPA!』(8/11-18日合併号) のインタビューで、世界政府の提案がどこで出されるかを聞かれて、こう答えている。 「そこまではわかりません。もしかしたら大々的にでなくボソッと言うだけかも」 ‥‥子供のような言い訳である。 アメリカ政府が国連総会に提出するのではなかったのか?(AFS2) その前は、7月に世界政府草案が可決されると言っていた。(ムー194号) さらにその前は、「獣」が本性をむきだしにする転換期だと言っていた。(ムー170号) それらは一体なんだったのか? 『大真実』ではこの予言について、「1999年8月 世界政府誕生。“獣”が世界の支配者になる」と年表に書いた(当時までの飛鳥作品を基にしている)。 それに対し、飛鳥氏はこう切り返している。 「原告は、世界政府の樹立草案が1999年7月に提出されると、共著者・三神たける氏と最終調整〔当時〕して解釈したが〔裁判資料A/P47参照〕、8月とは、被告の言う「月刊ムー」194号では語っていない。 よって、≪飛鳥昭雄の大予言年表≫にある、一九九九年八月の予言は、被告の大予言である」(甲第一八号証35番) いつのまにか、僕の予言ということにされている(激爆)。 しかし、原告の言う〔裁判資料A/P47参照〕(ムー194号)には、「1999年7月には、世界政府樹立案は国連の場で可決されるのだ!」と書かれている。 また、この第3章の見出しは「1999年7の月 世界政府の樹立で予言が成就する」(P44)だし、P50には「8月には、本格的に世界政府樹立へ向けて動きだす」とある。7の月を「今の暦で8月」(P49)と書いているのだから、年表に書いた事は間違っていないはずだ。 ところが、裁判資料AにはP42−43とP46−47(見開きづつ)が提出されているだけで、都合の悪い部分が抜けているのである(セコすぎる‥‥)。 これって偽証にあたるんじゃないの? しかし結局、とうとう世界政府草案はボソッと言うに最終調整されたらしい(笑)。 さすがエンターテイナー! しっかりオチが付いてるぞ。 だが、芸の道は厳しい。 このネタの結果は、お客さんの苦笑いだろう。 エンターテイナーを名乗るなら、笑われる事ぐらい覚悟しなくちゃね(^^) |