♪キミにも見える12番惑星


『大真実』で残念だったのは、せっかく『コスモス/宇宙』第4巻のタイタン模型写真をカラー口絵に載せているのに、画像が不鮮明だった事でした。何しろ、カラーコピーしたものが元になっているので、やむを得ません(苦笑)
しかし、せっかくパソコンとスキャナーを持ってるのだがら、この機会に鮮明な「ヤハウェ」をWeb上で公開してしまいましょう。まだ『コスモス/宇宙』を見た事のない方は、その目で確かめて下さい。

『コスモス/宇宙』第4巻表紙まず、これが例の『コスモス/宇宙』第四巻(旺文社、1980年12月刊)です。カール・セーガン構成、小尾信彌監修、A4版。かの有名なTVシリーズ、『コスモス』の写真集ですね。『大真実』で、“第12番惑星ヤハウェ”の正体はこの本のタイタンの模型写真だと暴露した、問題の本です。「宇宙関連の雑誌」でも「天文学書」でもありません。
折り返しの「刊行にあたって」には、「旺文社では、13話からなるこの番組のすばらしい画面を中心に、全4巻に再構成して、美しい太陽系・銀河系宇宙を再現し、未知の世界である宇宙のなぞに迫ります」とあり、この『コスモス/宇宙』シリーズはTV番組を元に旺文社が独自に作成したビジュアル中心の本だとわかります(実際、写真がほとんど全ページにわたり、それに少々解説文が付けられている感じです)。
ちなみに、カール・セーガン著『COSMOS』は全く別の本で、タイタン模型の写真もありません。




『コスモス/宇宙』第4巻P112そして、そのP112。ハイ、ヤハウェそっくりですね。しかも、飛鳥氏がNASAはJPLから流出したと称している写真よりも、数段鮮明です。しかし、鮮明な分、立体感がありありとわかってしまいます。飛鳥氏の“ヤハウェの写真”と比べて、影になっていく部分がより広く写っているのも、よく見ればわかります。クリックすると大きい画像になるので、解説文もよく読んでください(46kb)。

この時点では、ボイジャー1号の土星観測データを分析していた段階なのですね。実際のタイタンを撮影できたのも1980年11月で、番組はおそらくその前に放映されたはずです。
また、「第5章は、すでにNASAが発表していたボイジャー1号および土星とその衛星の想像図でまとめた」とありますが、これはタイタンの模型の事ではありません。この第5章はほとんど想像図で占められてますが、それには「想像図」とことわられています。しかし、このページの写真には「タイタンの模型」としっかりことわられているのです。(マットペインティングってその想像図のことかも)

旺文社への問い合わせでは、このタイタンの模型写真の版権は、アメリカのカール・セーガン・プロダクションが所有しているとのことでした。

タイタンの天体模型さらに、タイタンの模型を拡大しましょう。さらに、クリックするとより鮮明な写真が出ます(42kg・・・じゃなくてバイト)。加工等は一切していません。
いや、なかなか感動物ですね―。
ちょっと画像が大きすぎたかもしれません。全画面で見てみましょう。こういう時に、17インチのディスプレイがあると便利なのですね。私はもちろん15インチです。

では、少々わざとらしくもあるハデな雲と赤い模様をよく見ましょう。真中の光も、まだハレーションと言うほどのレベルじゃないですね。天体写真にしては、何かヘンです。距離感、焦点、立体感もよく見てみましょう。概して言えば、鮮明に写っている分、天体写真としては怪しいということが言えます。実際、飛鳥氏の“ヤハウェ”の方が、天体写真としてはそれっぽいです。だからみんなだまされたんですね。


では、『コスモス/宇宙』の、他の天体模型と比べてみましょう。まず、『大真実』でもご紹介した、カール・セーガンと木星の天体模型です。生前、もしセーガンがヤハウェの事を聞いていたら、思わず笑い出したことでしょう。これだからカール・セーガンの手の上だというのです(おおっと)。

cosmos4(P59)

そして、木星天体模型の別カット。さすがに、気体惑星だけあって、実に美しいです。切り身は置いといて。

cosmos4(P59)

しかし、特にタイタンと見比べていただきたいのは、火星の天体模型です。大きい画像も用意しましたので、下のサムネイルをクリックしてください(若干体重29kgでこの鮮明さ!)

cosmos1(P130)大気の薄い固体惑星ということもあり、タイタン、木星の模型とは感じが違っておりますが、なかなかのデキです(上部のワザとらしい雲も置いときましょう)。地表の赤い模様に、タイタンの模型との共通点、同じ技術を感じないでしょうか? 感じないならいいです。無理に感じてもらおうとは思いません。(なんかアレなセリフ...反省)
しかし何といっても、重要な共通点は中央のテカリです。そう、これは天体模型の立体性による反射光なのですね。






おまけとして、他の写真も見てみましょう。









ちょっと見開き入っちゃいましたが、太陽系の天体模型勢ぞろいの写真です。クリックしましょう(27KB)。土星なんか、本物の写真かと思っちゃいました(そうか?)。天体の位置に合わせて配置されてます。しかし、実際の惑星はこんなにデカくありません。こんなにデカかったらどうするよ?オイって感じですね。
cosmos2(P12,13)






cosmos2(P13)そして、これがカール・セーガンが念力で地球を浮かしている写真です。ハンド・パワーです。ポーズ取ってます。カッコイイですね(気取りやがって)
こういう所がカール・セーガンが嫌われてる理由・・・なわけないか。








そして、下が地球、水星、カール・セーガンのアップの写真。キャプションには「水星の説明をしているセーガン博士」とあります。妙にうれしそうですね。もしかしたらタイタンの模型も、これぐらいの大きさなのかもしれません。



cosmos2(P12)



さて、本題はこれから。タイタンの天体模型と本当に見比べるべきなのは、やはりヤハウェの写真でしょう。飛鳥氏によれば、これはNASAはJPLから極秘に流出した写真らしいので、一応、写真/JPLとことわっておきましょうか、(C)JPL/NASAと。しかし、なんでその極秘写真がワールドワイドなTV番組に使われてるのでしょうかね。隠蔽工作でしょうか。

赤いヤハウェはい、これが『まんが古代文明消滅の謎』(小学館、1991年刊)口絵の、世界初公開カラー写真ですね。って、全然世界初公開ではありません。タイタンの模型写真と比べると、模様が潰れていて、不鮮明ですね。ハレーションもキツイです。色も、オレンジがかった赤から、真っ赤な色になっています。クリック、クリック。(30KB)












青いヤハウェそして、ムーに載ったヤハウェは飛ばして、『太陽系第12番惑星ヤハウェ』(学研、1996刊)の表紙の、青いヤハウェです。実はヤハウェは青かったのだそうです。そんないきなり言われてもね・・・・
口絵説明文によると、「この写真も謎めいた経過によって、世に出まわったものを青色に色変換した写真である」とのこと。わざわざ謎めかしてるのはあんただって。
クリックするといいことあるよ?

ハウ……!!??
目の錯覚です。















オレンジ色のヤハウェさらに、その、『太陽系第12番惑星ヤハウェ』口絵の、オレンジ色のヤハウェ。説明文では「惑星ヤハウェの写真としては、この赤色のものが一部で流出している」とありますが、こんなオレンジ色の写真が出たのはこれが初めてですって。それに、正しくは「タイタンの模型としては」です。
同じページにタイタンの写真があり、オレンジ色に色変換したのはタイタンに合わせたらしいと推察できます。しかし、その説明文もヘンですね―。「NASAの説明によれば、謎の天体写真は土星の衛星タイタンだという」。「タイタンの天体模型」でしょ!NASAでもないし。




ところで、今回気づきましたが、飛鳥氏のヤハウェ写真はタイタンの模型写真を90度傾けているというわけではありません。実は、90度から、右に3度ほど傾いています。だから、タイタンの模型写真を左に87度ほど傾けてるってわけなンだッ!(小池一夫風???)
なぜかどの写真も同じ角度なのです。

惑星ヤハウェの撮り方

ではでは、前置きは置いといて、飛鳥氏のヤハウェ写真がどのように撮られたか、と言うよりどのように作られたかを解明いたしましょう。まず、先ほどのタイタンの模型写真を用意いたします。

これをまず、左に倒します。ここでは便宜上、90度とします。そして、コントラストを思いっきり強くいたします。ここでは、フォトレタッチ・ソフトを使用します。

私が使いましたのはUlead iPhoto Express 1.1ですが、スキャナー付属のテキトーなソフトなので、某写真屋さんなどをお持ちの方は、きっと、もっとうまくやれるでしょう。








で、こうしてできたのがこの画像でございます。言っておきますが、これはコントラストを強くしただけなのです。これだけでもう、初公開の赤いヤハウェそっくりですね。











そして、さらにガンマやら明度やら彩度やらを上げたり下げたりしながらいじった画像が、これでございます。クリックで大きい画像が出ます(27KB)。
どうでしょうか。ヤハウェそっくりですね。色の潰れ具合といい、ハレーションといい、その周りが微妙にオレンジがかっているところといい、そっくりです。絶妙です。マーベラスです。




それでは、さらに色変換をしてみましょう。




青いヤハウェです。ことわっておきますが、これは『太陽系第12番惑星ヤハウェ』の写真をスキャンしたものではございません。ハレーションもいい具合ですね。ただ、少々色の具合が明るめなのがアレですが、そこはまあ、根気の結果です。誰か挑戦してみて下さい(なげヤリ)
クリック。(25KB)





そして、オレンジ色の凄いヤツ。見事なハレーションですねえ。今回も色合いに課題を残しましたが、そこはまあそれ。置いといて。
周りにオレンジ色が散っているのも、そっくりですね。これは反射光のためではなく、色調をいじってるうちにこうなったのですね。クリックしませう(38KB)






これらからもわかる通り、ヤハウェのハレーションというのは、飛鳥氏の言うようにストロボ撮影をした結果ではないのであります。実際に試してみましたが、タイタンの模型写真をストロボ撮影しても、決してこんな結果にはなりません。ハレーションはキツくなりますが、写真表面がテカってるだけというようになるのですね。

つまり、ヤハウェのハレーションとは、写真画像の明度やら彩度やらをいじり、特にコントラストを強くした結果なのです。
一体、誰がそんなことをしたのでしょうか? JPLの人達に、わざわざ鮮明な画像をいじって不鮮明にし、日本のさえないサイエンス・エンターテイナーを引っ掛けて喜ぶようなヒマ人がいるとは思えません。私が疑っているのは、やはりこの一連のヤハウェ写真で名を売って本を売った本人です。その方が写真にお詳しいことも、疑う理由の一つです。フォトレタッチ・ソフトやスキャナーがなくとも、タイタンの模型写真を接写し、色調やコントラストをいじることぐらいわけないでしょう。でなければ出版社が協力してそうした写真を作る事も可能でしょうが、ワンダラ編集部もコロッと騙されてることから言って、それはありそうにもありません。

そして、二転三転する不自然なヤハウェ写真についての説明。行間にはちゃんと「これはフィクションです」と書かれています。漫画の話を本気にする方が◯鹿なのです。活字作品でも漫画です。サイエンス・エンターテイナーですから。サイエンス・エンターテイナーとはそういうものなのです。ここでは詳しく追求しませんが、ムーでハレーションの話や天体模型の話を語り出す前に実はワンダーライフ誌で読者や編集部からの指摘があり、飛鳥氏のヤハウェ物語はそれをなぞってる感があります。
98年7月に太陽の反対側に惑星発見というニュースが流れたというのも、噂の域を出ません。誰もそんなの見てないそうです。小惑星や第十番惑星だという噂も。噂を流してるのは本人との噂も。
それに、飛鳥氏は、なにもこんな潰れた写真を使わなくても、ハレーションのない写真を使うことができたのです。ヤハウェ物語に登場するギルモア博士のことではありません。ギルモア博士というと009を思い出します。飛鳥昭雄さんは『コスモス/宇宙』第4巻を知っていました。さりげなく参考文献に挙げたこともあります。それなのに、不鮮明な写真を使い続けたのはなぜでしょうか?
『コスモス/宇宙』の存在を知られるのを嫌ったからでしょうか?
TV番組コスモスで使われたという重要な話も全然ありませんね。
しかし、隠したってとっくにばれてます。

大体、ユダヤ人もたくさん住むアメリカで、コードネームといえど“ヤハウェ”などという名前を名付けるはずがありません。実は、別の名前で呼ばれているのです。
FBIとの約束でその詳細を明かす事はできませんが、その代わり、この間NASAの極秘プロジェクトに参加した折におみやげにもらった極秘写真を全世界絶賛先行初公開いたしましょう。壁紙にでもご活用下さい。>おみやげ


エピローグ


「長官!大変です! 真っ赤な星が地球に近づいています!!」
「SHIT!何てこったい!フザけやがってこのMOTHERFUCKER(クソ野郎)!!」(このことから、この星が惑星STARFUCKERと呼ばれるようになった・・・というのはシークレットブーツ8センチ以上の機密事項)
「ありったけの核ミサイルを打ち込んではどうでしょう」
「いや、あの質量では、核を打ち込んでも軌道を変える事はできないだろう。こうなっては、もう我々にできることは一つしかない……!!!」
「そ、それは……!!? まさかG!??
「Gじゃダメだろ(ボソッ)」

こうして、NASAは極秘裏に石油掘削業者を集め始めたのであった。その数なんと300人! はたして、人類は救われるのだろうか……がんばれNASA!がんばれブルース・ウィリス。

地球滅亡の日まで、あと××××××××日‥‥‥!!??







おまけ・帰ってきたヤハウェ
(帰ってきた××××マンのフシで。)


♪キミにも見える12番惑星 
遠く離れて地球の後ろ
太陽に隠れて普段は見えぬ
コードネームはヤハウェ
世界の終りを前にして
帰って来るぞ帰って来るぞヤハウェ



とっぷぺえじ