『飛鳥昭雄の大真実!?』 について |
このHPは、新書版として発行された『飛鳥昭雄の大真実!?』の第二弾、インターネット編として作成されているが、この本を読んでいない方もこのHPをご覧になっているかもしれない。 そこで、『大真実』について少々語っておきたい。 『大真実』を読んだ方は、多かれ少なかれ抵抗感を抱いたに違いない。 “なぜ、そこまで飛鳥昭雄氏を批判するのか?” “そこまで言わなくてもいいのではないか?” そう感じた方もおられるだろう。 だが、僕自身は決して、言い過ぎだったとは思っていない。 むしろ、まだまだあの本も甘い所があったと思っている。 例えばモルモン教関係については、読者が団体名を特定できないように遠慮して書いてある。だから、ネットで飛鳥氏がモルモン教徒であることが常識と化していた事には、少なからず驚いたものである。 (まあ、ワンダーライフ休刊時に読者に手紙で布教をした事を考えれば、当然の話だが) 僕が『大真実』を書いた頃は、飛鳥氏の読者への影響力は軽んじられないものだったし、実際に読者の多くは飛鳥氏を信じていた。 その活動が良心的で、その説が正しければ何の問題もない。 しかし、それまでの研究により、僕の目には飛鳥説が間違っている事や、人の説のパクリや嘘があるのは明らかだった。その上、それと隠しつつ読者にモルモン教義を流布し、終末予言を吹き込むのである。 読者は、知らず知らずのうちにモルモン教を学習させられるというわけだ。 読者には、その実態を知る権利がある。 ‥‥いや、知っておかなければならない。 騙されている読者のために、僕にはそれを伝える義務があると思った。実際、飛鳥説批判本を書くような物好きは、僕しかいなかったのである。 あの本はネットで賛否両論を呼んだようである。 だが、訴えられても、誰に何と言われようとも、あの本を発表した事は正しかったという僕の、そして文化創作出版の信念は変わらない。その信念を貫く意味でも、このHPでも『大真実』のスタンスを押し通すつもりである。 ただ、訴えられたこともあって激越な調子になりがちなので、こういう時にこそユーモアを大切にしたいと思う。 よく笑う人間は洗脳されにくいという。 そういう意味でも、ユーモアを武器にしていきたい。 |
う ら ば な し 裏話編 |
( '99 7/2)
『大真実』を書くに当たっては多くの資料を漁り、正確を期したつもりだったが、いくつかの失敗があったことは否めない。
例えば、あの本が出版されるまでに飛鳥説が変わってしまった箇所もある。本来なら、それに合わせてあの本の記述も変更すべきところなのだが、それはいくつかの点で難しいことだった。
というのも、元の原稿は二倍以上あったが、紆余曲折を経て出版にこぎつけた時、それを一月ほどで半分以下にしなければならなかったからである。
また、新しく書きなおした場合、元の文章をボツにしなけれならない事も、変更を躊躇させた理由だった。
(ちなみに、出版の一年前には書き上がっていた。それは、本文中に新らしめの飛鳥本についてほとんど触れられていない事からもおわかりいただけよう)
それだけ縮めると、飛鳥説全体をカバーしきれないのではと心配したが、情報的には初めのものと何ら遜色は無い(多少荒っぽくなったが)。
しかし、飛鳥氏についての評伝部分や“光の存在の組織”に関する部分など、丸ごと削らざるを得ない箇所もあった。特に、UMA(未確認動物)についての章がボツになったのは残念だった。
(この部分については、近いうちにこのHPで発表したい)
だが、ムダを省いて凝縮する事で、文章的には良くなったと思う。飛鳥説をくつがえすには、原稿用紙三百枚で充分なのである。
今見ても内容的に古くなっていないし、自分で言うのもなんだが、飛鳥説について事実を知りたい方には、この本はお勧めである。
飛鳥説信奉者には不愉快な内容かもしれないが、真実を追求するというのであれば、自分にとって不愉快な事からも目をそむけてはならないはずである。
また、飛鳥説に限らず、いわゆるトンデモ話全体の検証例としても活用できる内容である。
売っている書店は限られているが、最寄りの書店で注文したり、文化創作出版のHPで通信販売も可能である。
(『飛鳥昭雄の大真実!?』文化創作出版、¥950+税)
まだ入手されていない方は、ぜひご購入の検討をお願いしたい。
(実は、これが一番言いたかったのである (^^; )
参考:「悪書?『飛鳥昭雄の大真実!?』」