響板その2
ブリッジ、リブ

ブリッジブリッジは、響板に次ぐ重要な音響部品で、材質・形状によって音が左右される。イタリアンで細いブリッジにするのは、質量をなるべく小さくすることで音の立ち上がりをすばやく明瞭にしたいから。
ジャーマンの例では、ツェル(Chrstian Zell)のブリッジは高さが20から25mmと高めになっている。これではボディーをイタリアンの構造とした意図と矛盾するように思えるのだが、あまりイタリア的な要素を強くしたくなかったのかもしれない。
ジャーマンには、今回の楽器のようにイタリア的なリブ要素を持ちながらも、スチール線を使ったロングスケールのもの以外に、真鍮線を使ったショートスケールのものがある。ミートケ(Michael Mietke)は、真鍮線を使った楽器としてはスケールが長く、それが弦が切れやすい原因ともなっているのだが、オリジナルはショートスケールだったものを音域の拡張のための改造で鍵盤を低音側へシフトしたためスケールが長くなった、と考えると納得がいく。