鍵盤

多くの人がなにげなく触れている鍵盤だが、作るにあたってはちょっとした辻褄合わせが必要になる。
1オクターブに12鍵、そのうちナチュラルキーが7、シャープキーが5。1オクターブを仮に162mmとすると、ナチュラルキーの幅は、162÷7で約23mm。一方シャープキーも含めた幅としては162÷12で鍵盤一本あたり13.5mm。C-Eのあいだをとってみると、はじめの計算では23×3=69mm、後の計算では13.5×5=67.5mmとなって、1.5mmも違ってしまう。鍵盤の幅が音によって違ってはまずいので、チェンバロでは鍵盤どうしの間隔を調整することでごまかしているが、ピアノはもっと厳密で、C-EのほうがF-Bに比べて白鍵の奥(黒鍵と黒鍵の間の部分)が広くなっている。

鍵盤は、一から全部作るとなるとかなりの時間と労力を割かなければならないのだが、できてくるといよいよチェンバロらしくなり、楽器としても完成が間近となるので、作業のピッチもあがってくる。切り放した鍵盤
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