童話王国クエスト日記

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荒れた村
 「地図」には、夢がある。
知られざる秘境、前人未踏の地へ初踏破、白地図に新しい線を引く瞬間を目指して、あまたの冒険者は旅立つのだ。
新しい地図を手に入れる機会を逃す者は、冒険者を名乗る資格もない。
ましてその地図がいわく付きの、「宝の地図」であるのならば…!

 北の野原の外れに住む、その老人は、かつて高名な戦士であったそうだ。
ミステリア武術大会で幾度も優勝したという誇りを胸に、老いた身は隠居生活を余儀なくされているが、
目の光までは失われてはいない、と、相対したリュークは思った。
何よりも荒れ果てた村でただ独り、眠り続けているという少女のことが気に掛かる。
それが呪いであるのなら、自分に出来ることがあるだろうか………
  
やけに選択肢が多いクエストでした。おつかいになる枝分かれが一番良かったかなぁ。  作物を育て、冒険者として依頼をこなしてきたおかげで、
多少の蓄えは持っているリュークであったが、
宝にまつわる話というのは、贋物、与太話も数多くあるはず。
果たして、老人を信用しても良いものか……

 助けを待っている(かも知れない)眠る美少女(だったっけ?)の
笑顔が脳裏に浮かぶ(ような気がして)。

 リュークはおもむろに、懐に手を入れると、
重い(とはいえない)財布を引っ張り出したのだった…


                   精歴148年火月51日