「鉱石掘りができないなどとは、我々ドワーフ族にとってはとてもつらい事。…」
レイルにつるはしを届けた事で、村長はえらく感動しちゃったみたいだよ。＾-＾；
おいらを見込んでお願いしたい、とか急に言い出したから、
一体全体、何を頼まれるのかと思ったら、恐れ谷で鉱石掘りをしているはずの
自分の息子のカタールに、靴を届けて欲しいそうなんだ。
もちろんおいらは承知したよ。小さい靴は、ホント痛いもんだからさ。
恐れ谷には何度も行っているから、カタールの居場所も知ってるしね。
これは宝石を研磨する時に絶対に使うもので、しかも磨く原石の
５倍の量の砂が必要だから、何日も続けて作業する事もしばしば。
帰りがけに、作業中のボレロに出逢った。
こないだまでイリ村で鉱石掘りをしていたのに、
もう、ひとつ上の作業場に来ているのかぁ。ホント熱心な奴だなぁ。＾＾
おいらに気がついたボレロは、手を休めずににこっと笑ってくれた。
えへへ。
精歴１１５年火月４９日