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兄弟愛 | |
おいらは恐れ谷で鶏をたくさん捕まえて、シルバーゴールドの銀行へ向かうところだった。 イリ村から外へ出て行く坑道は、いつも守衛が警備してる。 野生の幻獣が、いつ入ってくるか判らないからだ。 それでも小さな幻獣の数種類は紛れ込んでしまうけれど、 イリ村が危険な幻獣であふれてしまわないのは、警備のおっちゃんたちが頑張ってるからさ。^^ いつものように出入りの挨拶をすると、守衛のデドルがなんだか疲れた顔をしているんだ。 どうしたんだい? って話を聞けば、仕事が忙しくて弟の顔も長い事見てない、と悲しそうに言う。 おいらで良ければしばらく守衛を代わってやってもいいけど… ……え? それは駄目? とてもじゃないけど任せられない? ………ちぇっ、いいけどね。おいらまだまだひよっ子ですよ;; |
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デドルの弟は村の反対側で守衛をしていたよ。 兄貴の言葉を伝えると、弟のケラードはすごく喜んでいたさ。 おいらにも兄弟はいるけど、こんなに仲良くないんだよなぁ… ケラードからの伝言は、機会があったら届ける約束をして、 おいらは予定通りにシルバーゴールドへ向かう事にした。 精歴115年金月53日 |