童話王国クエスト日記

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リュフ村の希望
 美しい湖と豊かな森の緑に囲まれたエルフの王国、フェロル。
首都ブルーバードから南に下った小さな平原に、その村はあった。
村役場では村長のラボが、集う人々の前で弁舌をふるっている。

 「……幻獣を野放しには出来ない。このままでは村の被害は広がるばかりだ。
  チェリー村では村を守る勇者を募集し始めていると聞く。我が村でも同じようにしようかと思う。
  装備はこちらで用意しよう。リュフ村のために力を貸してくれるものはいないか?!」

 互いに互いの顔を見交わす冒険者達。ひとりの若者が村長の前に歩み寄る。

 「そのお役目、私がお引き受けいたします」

 ラボは若者の資質を確かめるため、彼にいくつかの質問をした。
そのわずかな受け答えを通して、村長は彼の中に何を見いだしたのだろうか。
若者が胸に抱くは少年の夢、それは勇者への道……
 
開始直後のメッセージを合成しました。「おかえり」が泣かせるよね。^^  折しも風にあおられて舞い落ちる無数の花びらの中、
晴れて見習い兵士となった若者は村役場の前で、
誰が立てたとも判らない高札を見つめていた。

 何故か胸に込み上げてくる懐かしさ…
頬を流れる涙に気付かないまま
幾度と無く読み返している………

立ちつくす、その若者の名前は、リュークと言う…


                   精歴114年木月1日