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閑話休題〜深夜の放蕩 | |
***王国発 FK共同通信 信頼出来る消息筋によると、王国歴118年火月24日10時ごろ、 【GM】放蕩キリギリス氏の王国アナウンスがグリムのワールド全域に流れた、とのこと。 放蕩キリギリス:やあ、みんな 僕は放蕩キリギリス 急にビールを100本ほど飲みたくなったんだけど 売っている人が少なくて集まらないんだ 一本400メムで買い取らせてもらうから ぜひ売ってくれないかな あ、おいしいつまみも持ってきてくれるとうれしいな 僕はばななのブルーバードにいるんだ 100本集まったらおしまいにするね |
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昼間から飲んだくれるのかー! という突っ込みはさておき、これを聞いた冒険者諸氏は こぞってばななサーバーに集結した模様。 さて、キリギリス氏はブルーバードの王城前広場にて 支援者の輪に囲まれ、優雅に談笑しながら、 運ばれてくる自家製ビールの味見を続けた。 彼の前に整然と列を作り、順番を待つ蔵元達。 素晴らしく礼儀正しいその長蛇の列は、 広場から橋を渡ってさらに後方へと伸びていたらしい。 |
途中、持ちきれなくなったつまみの山を銀行に預けに行くことになってしまったキリギリス氏本人が その列の横を通りがかり、「すごい行列だ」と、仰天するシーンも垣間見られた。 おそらく50人前後の蔵元達が、並んだのではないかと推測されるが、正確な数字は提出されていない。 そうなると残る問題は100本までにあとどれくらいの余裕があるのかという事になるわけだが、 レインボーから走って駆けつけたというLuke氏によれば、「私の6人前の時点で79本になっていました」とのこと。 放蕩キリギリス氏の酒飲み蘊蓄を聞かされつつ、さらに列は進んでいよいよLuke氏が先頭に立った時に、 どうやら無情にも100本の枠に到達してしまったらしい。 支援者、賛同者達に応援され、さらに100本の追加をするべきか悩むキリギリス氏は、 行列の残りがあと30人、という報告を聞いて、男らしく(?!)遁走する道を選んだそうだ。 その場に居合わせた冒険者諸氏は、 ダメージを受けたポーズで固まってしまったLuke氏を目撃する事になった。 |
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「まったくもって、お恥ずかしいことです…」 食料も薬も持たず、現れる幻獣をすべてかわし、 ひたすら走って来た疲れが出てしまったのだろう。 その後倒れ伏してしまったLuke氏と、 彼を介抱する冒険者数名を残して、 火月26日16時頃、イベントは終了した。 精歴118年火月26日 |
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